2020年05月11日 野山で出会った虫達7
午前中は草取り・掃除をし、午後の買い物ついでに瀬戸内海がよく見える小高い公園に行った。
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今日は各地で真夏日を記録し、ここ山口県でも29度を超えるとても暑い1日だった。
駐車場から公園に向かう遊歩道は、日射しがほとんど届かず鬱蒼としていた。道端の葉上にキイロクビナガハムシとオバボタルがいた。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
キイロクビナガハムシは10年前に長崎の雲仙で1度撮っただけで、久しぶり2回目の掲載となる。
よく似た種にアカクビナガハムシやユリクビナガハムシがいる。見分けるポイントは
キイロ 翅の点刻が強い、頭・脚が黒い
アカ 翅の点刻が弱い、頭・脚が黒い
ユリ 翅の点刻が強い、頭・脚が赤い
他にもルイスクビナガハムシやホソクビナガハムシが似ているが、残念ながら私はまだ出会ったことがない。
公園に近づくにつれ、歩道に日射しが入るようになってきた。陽当たりの良い葉上にカマキリの幼虫がいた。オオカマキリ、もしくはチョウセンカマキリだろうが、私にはどちらなのか判断がつかない。低く構えた姿勢は獲物を狙う猫のようである。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
別の葉には甲虫を捕食するオオイシアブの姿があった。15年前にコメツキムシを捕食する様子を掲載した。そっちの方が迫力あるアングルで撮れているが、画質に関しては今回の方がイイ。やはり機材によるところは大きい。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
公園にはアザミの花が多数咲いていて、色んな虫を見ることができた。その中、頭を花に潜り込ませているクロハナムグリを見つけた。花から近くの葉っぱへと移ったのはダイミョウセセリという白黒の蝶。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
かつて自宅のサンザシの花で毎年確認できたクロハナムグリ。先日も書いたように近年サンザシに虫が集まらなくなったので、クロハナムグリを見るのは6年ぶりだ。
その後、滝のある山寺を訪れた。以前から気になっていた寺だ。
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境内をヒラヒラと舞っていたのはコミスジという蝶。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
地面に降りたので、そっと近づいて上から撮ってみた。色彩は上に掲載しているダイミョウセセリとよく似ている。