2020年05月31日 裏山で出会った虫達2
今日は朝から夕方まで忙しかったので、昨日の夕方散歩で撮った虫達を紹介する。昨日書いたように、メイン虫撮りカメラを壊してしまったのでG7にマクロレンズを付けての虫撮りだ。
アスファルトの道路を歩いていたオオモンシロナガカメムシ。
Panasonic LUMIX G7 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
「大」モンシロナガカメムシというくらいだから、「大」のつかない「モンシロナガカメムシ」というのも当然いる。19年前の散策記に掲載しているつもりだったが、見直してみると当時掲載したものは「アムールシロヘリナガカメムシ」だった。ところで「アムール」って何? アムール川のこと? それともギリシャ神話?
道沿いのヨモギの葉にガガンボのような虫を見つけた。お尻の先から伸びた管が異様に長い。これはオナガバチの1種だ。
Panasonic LUMIX G7 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
この長い管は産卵管で、オナガバチの仲間はこの産卵管を朽木に差し込んで、中にいるキバチ等の幼虫に産卵する。
Panasonic LUMIX G7 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
17年前に掲載したオオホシオナガバチとは明らかに別種だ。調べてみたところオナガバチの仲間にはまだ学名がつけられていないものがいて、どうやらこれはそのうちの「Megarhyssa sp1」と呼ばれているもののようだ。
やはり道沿いの葉上にヤマトシリアゲがいた。近づいてよく見てみると3匹いる。シリアゲムシのオスは、メスに食事(虫の死骸等)を与え、メスが食べている最中に交尾をするという、面白い習性をもつ。
Panasonic LUMIX G7 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
今日出会ったのは、そんなカップルの所へさらにメスが1匹やってきた修羅場だ。山口百恵の「絶体絶命」を思い出した。「プレイバックPart2」と「いい日旅立ち」に挟まれた隠れた名曲だ。
いや〜、今月はよく更新したもんだ。掲載した虫は100を超え、おそらく1ヶ月の掲載数としては過去最高だ。それだけ仕事が無かったってことだね・・・。