2020年05月29日 野山で出会った虫達21
裏山道路高架下にエゾスズメがいた。大型の美しい蛾だ。とまった状態だと後翅の一部が前翅よりも前に出るという特徴がある。15年前に掲載したものは後翅を隠してとまっていたけど・・・。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
比較的低い位置にとまっていたので、顔のアップも撮ってみた。うん、スズメガらしい精鋭な雰囲気とモフモフ感がイイ感じだ。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
ところでエゾスズメは漢字で「蝦夷天蛾」と書く。「蝦夷」は東日本〜北日本を指す古い言葉だが、このエゾスズメ日本全土はおろか台湾やフィリピン、インドにまで分布するそうだ。蝦夷の由来は何なんだろう?
もう一つ、スズメガを「天蛾」と書くが、何故「天」の字が使われているのだろうか?
エゾスズメの近くに小さな白っぽい蛾がいた。これはフタオビモンメイガという蛾。9年前にフタオビノメイガとして掲載しているが、和名が変わったらしい。9年前のものとは別種のようにも見えるが、調べた限りでは同種のようだ。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
裏山の道端ではホシハラビロヘリカメムシが多数発生していて、あちこちで交尾をしている。自宅周辺では極めて普通種なので、ついつい撮影意欲が湧かずに素通りすることが多かったが、久しぶりに撮ってみた。実に18年ぶりのことだ。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8