2020年05月01日 野山で出会った虫達
日中の最高気温が28度を超え、一気に初夏の気候となった。
新緑のあちこちに、濃い藍色のハチがいる。ルリチュウレンジだ。漢字で書くと「瑠璃鐫花娘子蜂」。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
「瑠璃」は「紫がかった紺色」で、体色を表している。最期の「蜂」は「ハチ」だ。問題は「鐫花娘子」。
「鐫」は大工道具の「ノミ」のことで「うがつ」という意味がある。「鐫花」で「花が咲く植物に穴を開けて卵を産む」、「娘子」は「少女」のことであるが「母、妻」の意味でも使われるので、雌バチのことだと思われる。
まとめると「瑠璃色で、メスが花咲く植物(主にツツジ科)に卵を産み付けるハチ」ってことなんだろうけど、ところで「チュウレンジ」って何だろう? 「鐫花娘子」の中国発音なのかな?
枝のあちこちにアワフキムシがいる。植物の汁を吸って、その排泄物で身を守る泡を作っている。いったいどれだけの汁を吸えばこれだけの泡を作ることができるのだろうか。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
アケビのツルにいたアケビコノハの幼虫を見つけた。昨年16年ぶりに出会ったアケビコノハの幼虫、今年は裏山で簡単に見つけることができた。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
この時期に野山を歩いていると、頭上の木から糸を出してぶら下がっているイモムシによく出会う。これはヒロオビトンボエダシャクの幼虫だ。白・黒・黄色の印象的な模様をしている。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8