2020年05月26日 裏山で出会った蛾達3
今日は日中ずっと弱い雨が降っていた。虫撮りができたのは、早朝愛犬散歩での、いつもの裏山道路高架下だけだ。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
左上)ギンモンカギバ 右上)キオビミズメイガ
左下)ヨモギエダシャク 右下)ムジホソバ
ギンモンカギバは翅の脈に沿って銀色の粉があり、まるでラメのような美しさだ。
キオビミズメイガは漢字で「黄帯水螟蛾」と書く。「黄帯」は見ての通りだ。「螟蛾」「螟」は「ずいむし」と読み、「稲等の茎のしんを食う小さな害虫」のことで、「メイガ」の幼虫のことを指す。では「水」はどういうことかというと、ミズメイガの幼虫は水生の植物の葉を食べるため、蛾の仲間では珍しく水中生活を送る。
ヨモギエダシャクは、その名前から幼虫はヨモギの葉を食べるんだろうなと想像するが、実際にはヨモギだけではなく、キク科、マメ科、バラ科クワ科、ツバキ科など、色んな植物の葉を食べるようだ。好き嫌いがないのは立派なことだ。単にこだわりがないだけとも言えるが。
ムジホソバとしたこの蛾は、実はツマキホソバかもしれない。この2種は、雌は区別しやすいようだが、雄は外観だけでは判断が難しいそうだ。写真のものは何となくムジホソバとしたにすぎない。