2020年10月05日 大分県で出会った虫達1
仕事がなくなったので、フラリと大分県に行ってきた。3ヶ月続いて訪れることになる。
まずは毎回訪れるPA。掃除をされた直後だったので、虫はいないかもしれない、という不安を吹き飛ばすように、綺麗なウスバツバメガに出会うことができた。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
実は18年前に広島県内のSAで死骸を撮影して以来、いつかは生きた姿を撮りたいと思っていた蛾だ。決して珍しい蛾ではないが、自宅周辺では1度も見たことがない。
念願叶って撮影しながら辺りを見回すと、そこにもあそこにもウスバツバメガの姿を見ることが出来た。左側に移っているのはヨツボシホソバのオス。先月掲載したメスとは別種のごとく翅の色模様が違う。
他にも数種類の蛾を見つけることができた。その中で新規掲載の蛾を2種。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
左)ウスカバスジコケガ 右)ウスキヒメシャク
両種とも地味な色合いの小さな蛾だ。種名に関しては、近似種が何種かいるので自信が無い。
さらに周辺を見てみると、黄褐色の大きなカメムシがいた。これはトホシカメムシという初見のカメムシだ。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
とにかく、胸部側面の突起に圧倒された。図鑑等で知ってはいたが、実物の迫力たるや! 大興奮のひとときだった。
近くの草にはヒメホシカメムシを見つけることができた。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
こちらもウスバツバメガと同じく18年ぶりの掲載だ。
ウスキヒメシャクを掲載したからという訳ではないが、臼杵市を訪れてみた。まず立ち寄ったのは臼杵城。大友宗麟ゆかりの城だ。
Panasonic LUMIX TX1
入り口の脇にある池には鯉が泳いでいる。その池の縁に生えたカラムシの葉にベニトンボがいた。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
これまで長崎・鹿児島・沖縄と、3県で見てきたベニトンボ。大分県で見るのは今回が初めてだ。相変わらずのピンク色の体に、翅の赤い翅脈がとても美しい。
臼杵城に続いて、旧臼杵藩主稲葉家下屋敷に入ってみた。
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臼杵に来て思ったことの一つに、黄色い彼岸花(ショウキズイセン)が多いことがあげられる。数からすれば赤が圧倒的に多いが、黄色の彼岸花が到るところに咲いている。ここ稲葉家下屋敷の奥にある旧平井家住宅にもあった。その花でコガタスズメバチが蜜を求めて飛び回っていた。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
商店街や歴史の道を歩いた後、臼杵といえばやはりここ、臼杵石仏を見に行った。
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道を外れて少し歩いたところにホタルガがいた。地元にもいくらでもいる蛾だが、背景の光がうまくボケて綺麗だったので掲載。
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落ち葉の上にはツチイナゴの幼虫がいた。通常見かけるのは緑色だが、今日出会ったものはご覧のような橙色。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
11年前に中津市で出会った成虫も橙色だった。自然界ではけっこう目立っていた。