2020年10月25日 裏山で出会った虫達4
土日は予定外の仕事で忙しく、夕方になってようやく落ち着いた。暗くなる前に行った愛犬散歩、裏山のあちこちでセイタカアワダチソウが満開だ。
この時季に虫を見つけるならセイタカアワダチソウが手っ取り早い。さっそく蜜を吸っているシロモンノメイガがいた。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
続いて見つけたのは、花の中にうずくまっているコアオハナムグリ。これまでは18年前の10月19日に掲載したものが最も遅かったので、今回は記録更新だ。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
コアオハナムグリは初夏と秋によく見る。調べてみると成虫で越冬したものが春〜初夏に活動し、夏までに産卵されたものが秋に羽化して越冬するようだ。なるほど、真夏にコアオハナムグリをあまり見なくなるのはそういうことだったんだ。
今月5日にも掲載したヒメホシカメムシもいた。これまで地元で見たことがなかったが、ようやく見つけることができた。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
よく似た種にオオホシカメムシがいるが、まず大きさが違う。そして翅にある黒い丸紋の大きさ、さらに丸紋の後にある黒い部分の形の違いなどで区別できる。
帰り道、カラムシの葉にクモがいるのを妻が見つけてくれた。シロカネグモの仲間だ。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
シロカネグモの仲間には、14年前に掲載したチュウガタシロカネグモの他、オオシロカネグモやコシロカネグモなど何種かいる。今日撮ったものがどれにあたるのか、この写真だけでは私には判別がつかない。
14年前の掲載は、ちょうど当サイト開設6周年の日だった。今では20年以上になったわけだが、その間、ネットにおける情報発信は、当サイトのようないわゆるホームページ的なものからブログへ、そして今日ではインスタ、フェイスブック、ツイッター等のSNSへとその主流が変わってきた。
当初は、素人としては最先端に近づこうと頑張ってきたつもりだったけれど、気がついたらすっかりと取り残されてしまった感が強い。とはいえ今更新しいものに手を出すのは面倒くさいので、このままオールドタイプを続けてゆくつもりだ。それでも、こんなマンネリ化した当散策記に、時々励ましのメールを下さる方には、ただただ感謝するばかりだ。
ところで、14年前に「写真館」の整理について書いている。今も放置したままだが、掲載種は2000種に迫っている。「時間が無いから」という言い訳は通用しない。今年のコロナ禍で春〜夏にかけては無職状態だったのだから。
「一時の懈怠、即ち一生の懈怠となる」『徒然草』 ・・・ですね。