2020年10月23日 裏山で出会った蛾達5
1日の最低気温が日に日に下がっていく。ボチボチ押し入れからヒートテックを出す時季が近づいてきた。
早朝散歩時はまだ暗いので、虫撮りができるのはいつもの道路高架下に限られる。今朝は大型の蛾がいた。ムクゲコノハという蛾だ。前回の掲載は10年前、それも翅がボロボロで模様もよく分からない状態だった。今回はバッチリだが、ムクゲコノハの特徴でもある、下の翅(後翅)の鮮やかな模様が見えないのが残念である。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
似たような名前の蛾にアケビコノハというのがいる。幼虫がアケビの葉を食べるので付けられた名前だ。てっきりムクゲコノハはムクゲの葉を食べるのかと思ったらそうではないようだ。食草はコナラやクルミ、クヌギ、クリの葉などを食べるらしい。食草由来の名前ではなく「尨毛」(「やわらかで薄く短く生えた毛。獣のふさふさと長く垂れた毛」『広辞苑』)の意味で、オスの後翅の付け根付近には長い毛が密生しているのが名前の由来らしい。
ムクゲコノハと似たような色形をしているこちらの蛾はウスチャヤガ。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
「薄茶」というよりは「濃茶」といった色味だが、個体差があるのだろう。
もう1匹茶色系の蛾を。 エグリヅマエダシャク。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
色はアレだけど、翅の形がとても格好イイ。前回も書いたけど、ステルス機を彷彿とさせる。