2021年05月16日 野山で出会った虫達2
大雨の予報に反し、今日は弱い雨が時々降る程度で、薄日が射す時間帯もあった。空き時間に一昨日納車した軽自動車の慣らし運転を兼ねて、近場を少し走って、よく訪れる溜め池のある公園に寄ってみた。
薄暗い林縁に、黒地に赤い紋が入った虫を見つけた。オバボタルだ。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
このオバボタル、ネットで調べてみると「微かに光る」という情報もあれば、「光らない」という情報もある。真偽は分からないが、いずれにしてもゲンジボタルやヘイケボタルのような明るい光でないことは確かだ。
この公園には、毎年樹液があふれ出るコナラの木がある。クワガタ好きには知られた木のようで、県内のユーチューバーさんの動画にも、しばしば登場する。今日も樹液の匂いがプンプン漂っていて、オオスズメバチが樹液を舐めていた。
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この時季のスズメバチは比較的大人しい。大きさから見て、おそらく越冬した女王バチだろう。この時季の越冬女王バチは、巣作り、産卵、子育ての全責任を背負っているので、無闇に攻撃してこない。
この後、雨が降ってきたので帰宅し仕事に戻った。
再び薄日が射してきた夕方愛犬散歩で、カラムシの葉にいたツマキアオジョウカイモドキを撮ってみた。
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「褄(つま)」は「和服の裾の左右両端の部分」。そこが黄色く、全体は青い、ジョウカイボンに似た虫、ということだ。ジョウカイボンの名前については2ヶ月前に書いている。ということは、カミキリムシに似たカミキリモドキ、に似たジョウカイボン、に似たジョウカイモドキということになる。ややこしいなぁ・・・。
裏山で昨年見つけたクヌギを見ると、巻き付いたツル植物の間に大きなヒラタクワガタがいた。
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捕まえて大きさを測ってみたところ66㎜。あれ?これって昨年ここにいたヒラタクワガタと同サイズ、っていうかあのヒラタクワガタが越冬したものと思われる。この木はメクレや洞があり、巻き付いたツル植物の葉が繁っていて、隠れるのに適したイイ場所なんだろう。
道端のイネ科植物の実に、銅ピカの丸っちいカメムシを見つけた。チャイロカメムシの幼虫だろう。近くには成虫の姿もあった。
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地味な色の成虫よりも、光沢のある幼虫の方が派手で綺麗だ。これが若さってやつか・・・。