2021年03月13日 クビアカジョウカイ
最近は蛾ばっかり掲載している、いつもの道路高架下に、クビアカジョウカイがいた。が、よく似た種にムネアカクロジョウカイ、ウスチャジョウカイ黒型などがいて、正解はどれなのかよく分からない。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
ところで「ジョウカイボン」という名は、虫の名前としてはかなり変わった響きの名だ。この名前の由来については少々複雑な事情があると言われている。
漢字で表すと「浄海坊」で、これは平清盛の戒名(もしくは法名)のことらしい。平清盛は高熱をだして亡くなったとされる。そしてジョウカイボンと見た目が似ている虫にカミキリモドキという種がいて、カミキリモドキはカンタリジンという有毒成分を含む体液を分泌し、触れると火傷のような痛みを伴い水疱ができる。一昨日のツチハンミョウと同じだ。
そこで「ジョウカイボンはカミキリモドキに似ている」→「カミキリモドキに触れると火傷のように熱い」→平清盛は火傷のような熱病で死んだ」→「平清盛=浄海坊」でジョウカイボンという名になったという説があるそうだ。つまりジョウカイボンは「カミキリモドキに似ている」という勘違いから喚ばれた名前のようである。ちなみにカミキリモドキはコチラ(アオカミキリモドキ)。