2021年03月
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★は初登場の虫

 

03月31日

下関市で出会った虫達

 クマバチ

 キリギリスの幼虫

 カタシロムラサキヒメハマキ★

 ルリシジミ

 

03月30日

自宅で出会った虫達

 ウスクモエダシャク

 ヒラタトガリカメムシ★

 

03月29日

京都で出会った虫達

 ナナホシテントウ

 ナミアゲハ

 

03月26日

裏山にいた虫達

 カシクチブトゾウムシ

 マルカメムシ

 キチョウ

 

03月25日

桃の花

 

03月23日

キハラゴマダラヒトリ

 

03月22日

トビモンアツバ

 

03月18日

菜の花にいた虫達

 ナガメ

 ヒメナガメ

 ビロードツリアブ

 カミキリモドキの仲間

 ネコハエトリ

 

03月15日

アメンボ

 

03月14日

クロズエダシャク★

 

03月13日

クビアカジョウカイ

 

03月11日

公園で出会った虫達

 コガタルリハムシ

 オツネントンボ

 オオツチハンミョウ★

 

03月10日

ハスオビエダシャク

 

03月06日

早春の蛾

 イボタガ

 ソトカバナミシャク★

 

03月03日

フトフタオビエダシャク★

 

過去の散策記
2007年4月以後
2006年12月以前

 

 

 

 

 

2021年03月11日 公園で出会った虫達

 

 夕方からの会議まで時間があったので、よく訪れる公園に寄ってみた。溜め池沿いの遊歩道をしばらく歩いたのだが、池の水が極端に少なくなっている。冬の降水量が少なかったからか、調節しているからなのかは分からないが、とにかくこんな状態だった↓。

iPhone12

 写真手前の方に写っているが、ホトケノザが咲き乱れ、ギシギシが葉を伸ばしている。早春のギシギシといえばコガタルリハムシだ。見ればどの葉にも数匹〜十数匹のコガタルリハムシがいる。

Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

 この写真は、仲良く?並んで交尾していたところに、別の雄がやってきて和を乱している様子。コガタルリハムシにはよく見られる光景だ。

 

 コガタルリハムシを撮っていると、目の前を細長い虫が飛んでいった。枯れ草が集まった所にとまったようだが、すぐには見つけられない。年々視力が落ちているので苦労してようやく見つけたのは、オツネントンボだった。

Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

 成虫で越冬する数少ないトンボで、春に活動を始めて交尾する。複眼の模様(偽瞳孔かな?)が面白い。

 

 しゃがみ込んでオツネントンボを撮影している時、足元を動き回る黒い虫を見つけた。思わず「あっ!」と声をあげてしまった。遊歩道脇の草むらにしゃがみ込んでゴソゴソしている姿は、それだけでもウォーキングしている人達からすれば異様な光景だろうに、大きな声まで出してしまうとほぼ不審者レベルだ。でも、それくらい嬉しかったのだ。

 虫の正体はツチハンミョウ。おそらくヒメツチハンミョウだろ(瓜二つのキュウシュウツチハンミョウというのもいるらしい)。

Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

 ツチハンミョウを撮るのは14年ぶりだ。その特異な生態は13年前の散策記に書いているのでそちらを観ていただきたい。ちなみにその時撮ったのはメスで、今日出会ったのはオスだ。触角の真ん中辺りの括れが見分けるポイントだ。

 ツチハンミョウの仲間は、カンタリジンという有毒物質を分泌し、皮膚に付着すると水疱等の炎症を起こすそうだ。

 

 少しの時間だったけど、とても充実した楽しい時間を過ごすことができた。これから本格的な春、そして夏を迎える。いよいよ虫の季節到来の幕開けのようなひとときだった。

 

※当初ヒメツチハンミョウと掲載しましたが、触覚の形状からオオツチハンミョウではないかと判断しました。