2021年05月29日 裏山で出会った虫達14
仕事を終えての夕方散歩、まずはいつもの道路高架下。早朝と違って蛾の数は少ないが、それでも数匹がとまっていた。目立ったのはタカオシャチホコ。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
16年ぶり2回目の掲載だ。あの頃はIXYで虫撮りをしていたんだなぁ。今やあのタイプのコンパクトデジカメは、スマホにおされて風前の灯火だ。時代の変化が早い。
「ホタルがいるよ」と妻が言う。道端の草にムネクリイロボタルがとまっていた。。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
「胸部が栗色」ってのが名前の由来なんだろうが、私には栗色には見えない。胸部が黒くなる個体もいるようなので、その中間の赤茶色(栗色)のものもいるのかもしれない。
草むらを見ていると、何かが飛んできて葉にとまった。翅に白い帯状の模様がある、シロオビアワフキだ。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
シロオビアワフキを撮るのはいつ以来だろう?と調べてみると、なんと当サイトを解説した2000年に一度載せたきりだった。あの頃のカメラはニコンのE990。当時としては高性能なデジカメだったが、21年の月日は大きい。同じ虫ながら、その鮮明度や色味など、別種のようにさえ見える。
アワフキムシを撮っていると、「ゾウムシがいるよ」と妻が再び私を呼ぶ。そこには交尾中のハスジカツオゾウムシがいた。この時期ヨモギの葉などでよく見るゾウムシだ。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
ゾウムシを撮り終わると、またまた妻が「虫がいるよ」と私を呼ぶ。明らかに私よりも多くの虫を見つけている。
指さす先を見ると、葉上にアトボシアオゴミムシがいた。4日前のクワガタ大作戦でも出会った美しいゴミムシだ。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
尾骨の痛みに耐えながら、中腰の姿勢で撮影しているその時、足元の草むらからアトボシアオゴミムシよりも少し大きく、頭部と胸部が赤紫色に輝くゴミムシが出てきた。おぉっ! これは初めて見るゴミムシだ。
すぐにカメラを向けてしゃがんだのがいけなかった。尾骨に激痛が走り思わず声が出るほどだった。その間にもゴミムシはゴソゴソと歩き回り再び繁みに戻ろうとする。なんとか撮った写真が下の2枚。普段ならボツにするような画像だが、なんせ初見の美麗種だから。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
これはルイスオオゴミムシ(旧名ルイスナガゴミムシ)というゴミムシのようだ。普通種と説明があるが、私にとっては初見の虫。尾骨の痛みも癒やされる大きな喜びが得られた。