2021年05月04日 アオオニグモ
再び天候が下り坂となった午後、せめて裏庭を1周まわってみようとカメラを持ってウロウロしていると、サンゴジュとアオキの間に蜘蛛の巣が張られていて、そこに小さな虫を捕まえたクモがいた。なんと体は黄緑色をしている。初めて認識するクモで、アオオニグモという。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
しばらく写真を撮っていると、アオオニグモは獲物を持って移動を始めた。見れば1本の糸がアオキの葉に伸びている。その葉は丸められた状態で、白い糸が屋根のようになっている。アオオニグモはその中に入ってしまった。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
どうやらこれはアオオニグモの隠れ家で、捕まえた獲物をここで落ち着いて食べるのだろう。黄緑と橙色の体といい、この習性といい、なんとも面白い魅力的なクモだ。
ところで「青鬼」といえば、名作『泣いた赤鬼』の友達を思い出す。青鬼の行動はとても温かく、そしてこの上なく悲しいものだ。最後に赤鬼が泣いている場面は、今読んでも心が震える。