2021年05月25日 クワガタ大作戦2
今年2回目となる「オッサン連合クワガタ大作戦」。前回から2週間近く経ち、梅雨入りしたとはいえ夏日も多かったので期待しての決行だ。
が・・・最初の木を見るために車から降りた所で、道端の苔に足を滑らせて側溝に転倒、尾骶骨をかなり強く打ってしまった。肘や腕は擦り剥けて、あちこちが痛い。転ける時の体の反応が明らかに若い頃と違う。老いたもんだ。
気を取り直して、知ってるポイント、未訪問のポイント等々数カ所回った。狙いは70㎜超えのバケヒラ(オバケヒラタ)、そして夢は大きくオオクワガタだ。
最初のポイントは昨年8月に開拓した雑木林だ。昨年は数匹のヒラタクワガタを発見した場所。朝露の残るシダの上にいるアトボシアオゴミムシを見つけた。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
ゴミムシと聞くと、多くの人はあまり良い印象を持たれないかもしれないが、ご覧のように金緑色に輝く美麗種である。
別のポイントでは、クヌギの幹にいるオオオサムシを見つけた。こちらは真っ黒で、あまり美麗とは言えない。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
同じ雑木林のクヌギの幹にとまっていた虫は、ヤマトクロスジヘビトンボだ。過去の掲載では多くが外灯に飛来して翅を閉じた状態だったが、今日はこんな姿を撮ることができた。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
別のポイントでは、雑木林の向かいにある湿地の側にいるホソミオツネントンボを見つけた。成虫で越冬する国内3種のトンボのうちの1種だ。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
写真を撮っている間、腹部をクネクネと反らせていたので、こんな写真を撮ることができた。
移動途中の幹線道路沿いに、以前から気になっていたクヌギがあるのでついでに立ち寄ってみると、とても雰囲気のあるクヌギで、ゴマダラチョウやヒラタクワガタを見つけることができた。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
結局今日は10数カ所を見て回り、ヒラタクワガタを8匹見つけることができた。最大サイズは、午後に見つけた66㎜のデカヒラだ。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
他は50数㎜が3匹と40数㎜前後が4匹。5月ということを考えると中々の出会いだ。写真のヒラタではないが、午前中に見つけたヒラタクワガタに指をはさまれた。指先だったので痛くて痛くて、思わず声をあげてしまったほどだ。可笑しいことに、同行のA氏もT氏もヒラタに挟まれて苦痛の悲鳴をあげた。いい歳こいたオッサンが3人、山の中で何をやっているのやら・・・。
道中、ヒラタだけではなく、コクワガタも3匹見つけた。以外と少ないものだ。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
虫撮りを始めた事の私は、クワガタを始め、樹液に集まる昆虫達は7〜8月が最盛期だと思っていた。もちろんそれは間違いではないが、5月でも思った以上に樹液が出ているクヌギが多い。下のクヌギは流れ出る樹液が固まって砂糖菓子のようになっていた。そこへオオスズメバチとコガタスズメバチがやってきて、しきりに樹液を舐めていた。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
あぁ、今回も充実したクワガタ大作戦だった。日常を離れ、自然を満喫でき、最高の気分転換となった。ただ、朝一番に傷めた尾骶骨がかなり痛い。骨折はしてなさそうだが、明日からしばらく辛い日々が続きそうな予感がする。ヒラタにはさまれた指先も化膿しているようだし・・・。