2021年05月08日 裏山で出会った虫達5
夕方仕事を終えてからの愛犬散歩。いつもの道路高架下に、コンクリートの壁と同化しているような蛾がいた。これはウスバミスジエダシャクだろう。散策記初登場だ。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
3日前にクチキムシを見つけたカシノキでは、前回よりも樹液が出ているようで、ヨツボシケシキスイを見つけた。今年初めてかな? 彼等の姿を見ると、クワガタの季節がボチボチやってきたことを感じる。
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カシの葉裏にはクサカゲロウがいた。翅の横脈が黒いので、おそらくヨツボシアカマダラクサカゲロウだろう。 10年前に幼虫らしき写真を撮っている。成虫は初めてだ。
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先月も載せたオオワラジカイガラムシ。
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一見アリに襲われているようにも見えるが、そうではない。オオワラジカイガラムシは甘い汁を分泌してアリに与え、天敵のテントウムシなどから護ってもらっているのだ。
道端の葉上にそこそこの大きさのアブがいた。よく見ると交尾している状態だった。これはアリスアブというアブの仲間だ。
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アリスとは不思議の国のアレでもなければ、「チャンピオン」のアレでもない。このアリスアブ、なんと幼虫はアリの巣に寄生し、アリの攻撃を受けずにアリの幼虫や蛹を食べるらしい。つまり「アリス」は「アリの巣」のことで、アリノスアブとも呼ばれている。
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幼虫の姿は、とても昆虫とは思えないもので、編み目模様の入った丸餅のような姿をしている。気になる方は「アリスアブ 幼虫」で検索されてみると、色々な写真を見ることができる。
最後にもう1匹。葉上にいたオジロアシナガゾウムシ。
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普通種でこれまで何度も載せてきた虫だが、毎回横からの写真か、斜め前からの写真だったので、今回は上から撮ってみた。鳥の糞に擬態しているといわれている通り、白黒の体はまさに葉っぱについた鳥の糞だ。