2021年06月21日 野山で出会った虫達2
昨日は「父の日」だったようで、京都の娘から「有り難う」と電話があった。それはそれで嬉しかったが、私自身は「父の日」とか「母の日」とか「何々の日」とかに、特別な思い入れはない。その多くが欧米発のキリスト教文化によるものだ。他国の素晴らしい文化を取り入れるのが良い事であるのは間違いないが、盲目的に有り難がり自国の良き文化を蔑ろにする嫌いがあることは、よくよく考えねばならないと思う。
へそ曲がりな話はこれくらいにして、今朝の早朝散歩では路上を徘徊するヨツボシゴミムシに出会った。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
とても目立つゴミムシだ。甲虫の仲間には、このような黒地に橙色の模様をしたものが多いが、何か意味があるのだろうか。時間があれば調べてみたい。
道端の葉っぱの上にはクロスジシロコブガがとまっていた。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
小さな白い蛾で、翅に黒褐色の太い帯があり、その帯にはラメ状の光沢がある綺麗な蛾だ。
夕方の散歩では、裏山のクヌギに絡んでいるツル植物の葉に、ハチモドキアブがとまっていた。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
パッと見はドロバチのように見えるが、触角の形状が決定的に違う。アンテナ状というか、幼児が描いたカブトムシのツノというか、独特なY字形の面白い触角だ。
夕方からは研修会があり、終了後の9時過ぎから、たまたま研修会で出会ったクワガタ仲間のオッサンA氏と、夜の雑木林を見て帰ることになった。
見つけたのはヒラタクワガタ4匹とコクワガタ1匹。何度も書いてきたように、私は採集はしない。目星を付けた木で見つけることができただけで喜びであり、野山を歩くことが楽しみなのである。今夜はウシガエルの鳴き声を聞きながら、少しひんやりとした風を感じながら歩き回り、気がついたら11時を過ぎていた。
そうそう、久しぶりにキマダラカミキリを撮ることができた。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
前回の掲載から14年経っている。当時は41歳で一番脂がのっていた頃かもしれない。その脂を燃やして残り少なくなりつつある現在は56歳だ。これからは燃やし方を加減する生活を心がけねばならないかな。