2021年06月02日 自宅周辺で出会った虫達
早朝散歩で出会った小さな甲虫。色柄はヨツボシケシキスイやキノコムシとよく似ているが、体形は全く違う独特なものだ。これはヒメデオキノコムシではないかと思う。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
デオキノコムシは漢字で「出尾茸虫」と書き、翅の後方がスパッと切れて腹部先端(尾)が出ている、キノコムシによく似ているというのが、名前の由来だ。かつては「デオキノコムシ科」とされていたが、今では「ハネカクシ科」に分類されている。
カラムシの葉裏に黒っぽい蛾がとまっていた。近づいてみると、腹部裏側に黄白色の帯がある。どうやら先月13日に掲載したキバラノメイガのようだ。
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先月の写真では黒くて脚が黄色い蛾で、どこが「黄腹」?と思ったものだが、こうして裏側から見ると名前の意味がよく分かった。できれば表側から見ても分かる名前にして欲しい。
自宅庭でダンゴムシを捕食しているヨコヅナサシガメを見つけた。動きが遅いダンゴムシは、ヨコヅナサシガメにとって捕まえやすい虫なのかもしれない。
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塀瓦の隙間に向かって飛び回るハチがいた。葉っぱを1枚抱えている。これはハキリバチの1種だ。
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ハキリバチは切りとった葉を竹筒や木の穴などに運んで、筒状の部屋を作り、花粉や蜜を入れて卵産み付けるという、面白いハチだ。このハキリバチ、葉を運んできたのはいいが、瓦の隙間に入ろうと何度も試みていたが、どうしても入ることができずに、結局あきらめてどこかへ飛び去ってしまった。
夕方の散歩時、セイタカアワダチソウの葉でクサカゲロウの幼虫を見つけた。色柄からクロズヤマトクサカゲロウだと思われる。
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イモムシのような、ケムシのような、なんとも不気味な姿ではあるが、頭部を見るとアブラムシを捕まえるための大アゴが、クワガタのようで格好良い。