2020年08月20日 九州で出会った虫達
休みがとれたので、ちょいと九州に行ってきた。新型コロナウイルス感染が拡大しているのに・・・とおっしゃる方もいるだろうが、移動手段は車、マスク着用、三密とは対極の田舎の野山に行くんだから、街中のスーパーで買い物をするよりも感染リスクは低いはずだ! と思う。
トイレ休憩で立ち寄ったPAの桜の枝にナシカメムシを見つけた。
OLYMPUS STYLUS TG-6 Tough
先月入手したTG6で撮ってみたが、あまり触ってなかったので、設定や操作が不慣れで、ボヤ〜ッとした写真になってしまった。
通りすがりの蓮池に寄ってみると、トンボがたくさんいた。
左上 ヒメアカネ 右上 ミヤマアカネ
左下 マユタテアカネ 右下 シオカラトンボ
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
左上から時計回りに、ヒメアカネ、ミヤマアカネ、シオカラトンボ、マユタテアカネ。シオカラトンボ以外の3種は、みなお尻を上にあげた状態だ。これは暑い時に少しでも日光が当たる面積を少なくしているためと考えられている。だったら日陰で涼めばよさそうなものだが、日なたがイイようだ。
足元のの葉にいた小さなハムシはツマキクビボソハムシだろう。瑠璃黒色の翅のお尻の方が橙色になっている。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
所変わって滝や遊水池がある森林遊歩道を歩ている時、川沿いの枝先にとまっているアキアカネを見つけた。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
2年前にも書いているが、自宅周辺でアキアカネを見なくなった。注意して探せばいるんだろうけど、少なくなったんだろうな。
遊歩道の復路で、ハルニレの木があるのに気がついた。大きな木で「ハルニレ」と説明看板があったから分かったのだが・・・。ハルニレといえばクワガタが好む樹液が出る木だと大人になって知った。自宅近隣では見たことが無かったので「これがハルニレの木か」と近づいてみると、なんと幹に巨大なミヤマクワガタのオスがいるではないか!
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
上の写真の状態でとまっていたミヤマクワガタ、樹液が出ている様子はないが、この状態で静止していた。あまりに大きかったので手に取ってみることにした。
iPhone XR
で、でかい! なんと76㎜もある。ウィキペディアによると、野外における最大個体の記録は78.6㎜。その差2.6㎜だ。「誰にも見つかるなよ」と思いつつ、元いた場所に逃がすと、上の方に登っていった。
神社の駐車場アスファルトにいたミヤマカラスアゲハ。掲載するのは12年ぶりだ。相変わらず美しい。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
先月載せたカラスアゲハとは、翅にある明るい帯の形状や、翅の形、翅の大きさでなどで見分けることができるらしいが、私自身いまだによく分かっていない。
自宅に帰る道中、「東椎屋滝」という看板を見つけたので寄ってみることにした。滝まで渓流沿いの細い道を歩いてようやく到着。
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これは立派な滝だ。想像していたよりもずっと迫力がある。落差85メートルあるらしい。
滝壺周りに腰を下ろして休憩。風が水しぶきを運んでヒンヤリとしている。しばらく涼んでいると、そばの石にミヤマカワトンボがいるのに気がついた。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
逃げようとしないので、落ち着いて写真を撮ることができた。
今日はこれでミヤマアカネ、ミヤマクワガタ、ミヤマカラスアゲハ、そしてミヤマカワトンボと、「ミヤマ」が付く虫を4種も掲載できた。
そして滝からの帰り道、カマドウマが飛び出してきた。一般的に嫌われ者のカマドウマ。私は子どもの頃から好きだけどなぁ。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro