2020年07月29日 裏山で出会った虫達7
朝は時々小雨が降っていたが、夕方には梅雨が明けたように晴れた。夕方散歩の裏山に、何やらゴテゴテと飾り付けられたような毛虫がいた。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
これはヒメシロモンドクガの幼虫。前に伸ばした黒い手のように見えるのも、背中にある白いブラシのようなのも、お尻にある茶色の尻尾のようなのも全て毛である。おまけに体は黒と橙色で、全身に白い短毛と黒い長毛が生えているという、実に派手な毛虫だ。成虫はここの真ん中辺りに載せている。
裏山のいつものクヌギを覗いてみると、大型のヒラタクワガタがいた。幹を切った所から樹液が出ているのだろう。左上の枝にはヤセバエがいて樹液に近づけないかと様子を見ているようだ。
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と、そこに飛んできたカナブンが近寄ってきた。
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無謀にもヒラタクワガタが陣取る樹液場に近づくカナブン。ヤセバエは上方に後退している。
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ヒラタクワガタはその立派なオオアゴでカナブンを払いのけ、カナブンはヤセバエのいた枝へと逃げて行った。カナブンが近づいたのでヤセバエは飛んで逃げてしまった。
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このような樹液場の攻防は見ていてとても楽しいけど、半袖短パン姿だったので手足を蚊に刺され、とても痒い思いをした。
ついでに今月16日に発見した樹液ポイントを見てみると、前回よりも樹液がたくさん出ていて、かなり大型のヒラタクワガタがいた。よく見るとメスの姿も確認できた。上で紹介したように、クワガタが樹液場を独占するのは、そこにメスが来るのを待っているからだそうだ。
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クヌギの樹液巡りを堪能して帰ろうとした時、ヒラヒラと大きなチョウが飛んできて頭上の葉にとまった。カラスアゲハだ。カメラを持った手を万歳状態にして、フリーアングルのモニタを見ながら撮った。去年のクワガタ大作戦で出会ったものは青っぽかったが、今日のカラスアゲハは青・赤・緑色でこれはこれでとても綺麗だ。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
ちなみに去年掲載したものはオスで、今日掲載したものメスのようだ。