2020年07月09日 樹液に集まる虫達
降ったり止んだりの空模様、夕方は曇り空だったので、再び雨が降る前に愛犬散歩に行った。
道端のタブノキを揺らすと、中型のノコギリクワガタが落ちてきた。先月死骸の頭部を掲載したが、生きた成虫は今期初掲載だ。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
足を踏み入れた繁みから、驚いて飛び出してきた白い蛾が、シダの葉にとまった。
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見ればモノトーンの綺麗な模様がはいっている。左右の翅の先を太さの違う何本もの線でつないだような不思議な模様だ。これはギンツバメという洒落た名前のツバメガで、散策記初登場だ。
裏山散歩コースにあるカシノキは、毎年樹液がよく出ている。今年も既に何度か紹介している樹だ。今日も樹液があふれており、そこにフタモンウバタマコメツキがいた。
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国内最大級のコメツキムシで、オオフタモンウバタマコメツキとも呼ばれる。
裏山に何本かあるクヌギの樹から樹液が出始めた。
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カナブンが集まっている所に飛んできたのはコガタスズメバチだ。左に伸びた枝の後側にはオオスズメバチもいた。
そして裏山で1番樹液が多いクヌギの樹(ここの下の方)を見ると、ここもカナブンとスズメバチの姿があった。だが、なんとなくスズメバチの雰囲気が、見慣れたオオスズメバチやコガタスズメバチ、ヒメスズメバチなどと違う。これはモンスズメバチという種だ。
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モンスズメバチは普通種であるが、地域によっては減少傾向にあるようだ。私もこれまであまり見た記憶がなく、そもそも散策記初登場だ。
このモンスズメバチ、カナブンと場所争いをしながら樹液が流れる洞の方に移動していった。すると洞の中から立派なヒラタクワガタが出てきたではないか。
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大きさは60㎜弱ってところか。もしかしたら先月ここに放してやったヒラタクワガタかもしれない。 それにしても、樹液場の虫達の活動というのは見ていて飽きないもんだ。