2020年07月11日 野山で出会った虫達2
晴れたり曇ったりの今日、午後から運動がてら久しぶりに近場の神社の裏山を歩いてみた。40年ぶりくらいかな?
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ヒラヒラと足元の葉にとまったのはムラサキシジミ。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
裏面は地味だけど表面に鮮やかな青紫の模様がある。
ハゼノキの葉に、何かの糞みたいなものがついていた。
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これはギンモンカギバという蛾の幼虫だ。艶々した濃茶褐色で、歪な形は、どこからどう見ても獣や鳥の糞だ。ご丁寧に未消化の種のような部分まである。ちなみに成虫はこんなやつで、幼虫とは似ても似つかぬスッキリとした蛾だ。
山道の繁みから「ケケケケッ!」と鳴きながら飛び立ち、側のコナラの木にとまったセミがいた。ヒグラシだ。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
今年は既にハルゼミやニイニイゼミの鳴き声を聞いていたが、姿を見るのはこのヒグラシが最初だ。途中の杉林周辺では多数のヒグラシを見ることができた。
草の葉先にツトガと思われる蛾がとまっていた。細長い身体に上品な?色柄の蛾だ。
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コナラの根元を歩き回っている大きな黒い虫がいた。パッと見はゴキブリのようにも見えるが、これはノコギリカミキリというカミキリムシだ。
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しかしノコギリカミキリにはとてもよく似たニセノコギリカミキリという種がいる。見分けるポイントは前胸背の質感や後脚の筋、メスの触角の節数などがあるそうだが、この写真からはいずれも判断できない。よって一応ノコギリカミキリとしておく。
帰宅した夕方、愛犬散歩の帰り道、ご近所さん宅の庭にニイニイゼミを見つけた。ヒグラシに続いて今期2種目のセミ画像だ。
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ニイニイゼミが鳴き始めると、梅雨明けが近いなと感じる。生きるうえで雨は必要不可欠なものだが、この度の豪雨災害の報道を見ていると、もうこれ以上降ってくれるな、という気持ちになる。ボチボチ梅雨明けして欲しいものだ。