2019年05月21日 山間部で出会った虫達
昨日の雨から一転、今日は爽やかな五月晴れとなった。こんな日は虫撮りに出かけたい衝動に駆られる。が、日中は仕事でどうにもならない。夕方出かけた仕事ついでに、山間部の草むらをしばし散策してみた。
花の上にブドウスカシクロバがいた。透き通った翅に黒い脈、体には青い光沢がある美しい蛾だ。そう、これでも蛾なのだ。
蛾というと夜の灯りに飛んできて、毒々しい模様の翅から粉をまき散らすような印象を持たれがちだが、例外も多い。このブドウスカシクロバは灯火には飛来せず、こうして日中花にやってくる。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
ヨモギの茎にいたのはトビイロツノゼミだ。ネコの耳みたいな角が可愛らしい虫で、もう少し大きければネコブームの昨今、案外人気が出る虫ではないかと思う。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
日陰の葉っぱにサビキコリがいた。とても地味な色模様のコメツキムシで、しかも身近に普通にいるのであまり撮影意欲が湧かないことが多いけど、今日は久しぶりということもあり顔のアップを撮ってみた。意外と面白い形の頭なんだな。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
10日前にも掲載したヒメカメノコテントウ。模様が違うので別種のようにも見えるが、ヒメカメノコテントウには色んなタイプの模様がある。たとえば9年前に雲仙で撮ったものは真っ黒だったりする。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
初掲載は19年前になる。その時は翅の紋が2つだけの個体で、虫の知識が今以上に乏しかった当時、テントウムシではなくハムシかもしれないと思ったようだ。僅かながらでも知識と経験が増えた今では、少なくともハムシと間違えることはなくなった。そりゃ19年も虫撮りを続けてりゃぁね。