2019年05月26日 防府市で出会った虫達
「5月としては記録的な暑さとなっている」と昨日書いたが、今日は北海道で39.5度というニュースを見て驚いた。北海道での観測史上最高値であるとともに、5月の国内最高値を更新したそうだ。沖縄の那覇が28度だったというのに、いったいどうなってるんだろう。
防府市での仕事を終え、以前から気になっていた防府市にある森林公園に行ってみた。Googleマップのストリートビューである程度の雰囲気は分かっていたつもりだったが、とにかくクヌギの木が多い。100本以上、いや200本以上あるんじゃなかろうか。しかも人っ子一人いないので気兼ねなく雑木林を散策できた。
最初に見つけたのは、クヌギの葉裏にいたカタビロトゲハムシ。ゴツゴツした体つきで見るからに厳つい雰囲気のハムシだが、ハムシはハムシ。大人しい性格で、うかつに刺激を与えるとポロッと落ちてしまう。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
クヌギだらけの公園、っていうか山なんだけど、樹液が出ている木はほとんどない。それでも時折スズメバチが飛んでいるということは、樹液が出ている木がどこかにあるのかもしれない。
しばらく歩いていると、微かに樹液の匂いがしたような気がした。近くのクヌギを見ると、根元付近に小さな虫がいた。樹液も出ている。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
これはケシキスイの仲間だと思うんだけど、種名は分からない。左上に写っているのはヨツボシケシキスイだろうか?
そしてその下ではマダラアシゾウムシが交尾をしていた。小さなアリもたくさん集まっている。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
さらに歩いていると、草むらから鮮やかな色彩の虫が飛び立ち、少し離れた草むらに降りていった。そっと近づいて確認してみるとスジベニコケガがいた。それにしても派手な模様だ。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
蛾をもう1種。これはキスジホソマダラという初掲載の蛾だ。藍色光沢のある立派な触角、黄色い筋模様が入った黒い翅という、とても綺麗な蛾だ。ただ、けっこう風が強くて、とまっている葉は終始揺れっぱなし。葉先を摘まめば逃げられる確率が高いし、ストロボ発光させると不自然な色味になりそうだし、と葛藤しながら撮っているうちに一際強いが吹いて飛んでいった。結局まともな写真を撮ることができなかった。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8