2019年05月16日 阿知須で出会った虫達
ほぼ毎年ベッコウトンボを観に行く「きらら浜自然観察公園」。今年は過去最高だった昨年を上回る数のベッコウトンボが確認されているという報道を見た。5月に入った時点で523頭が確認されたとか。
ということで山口市阿知須に行ってきた。するとまぁ、そこら中がベッコウトンボだらけ! 決して大袈裟な表現ではない。公園に足を踏み入れてから、いったい何十匹いただろうか。
Panasonic LUMIX G7 + G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6
思えば初めてベッコウトンボを観たのは13年前のこと。一昨年までは1匹に出会うのに時間を要していたのが嘘のようだ。他のトンボと縄張りを争う様子をあちこちで見ることができた。
Panasonic LUMIX G7 + G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6
上の写真左はヨツボシトンボに近づくベッコウトンボ、右の写真はショウジョウトンボに近づいているところだ。
これだけ数が多いと、事故に遭うものもいる。蜘蛛の巣に引っかかっているものも数匹いた。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
ベッコウトンボ以上に数が多かったのがムスジイトトンボ。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
上の褐色のものがメスで、下の水色がオスだ。
園内にはコシアキトンボの姿もあった。腹の付け根付近が白く、そこだけ空いているように見えるのが名前の由来。
Panasonic LUMIX G7 + G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6
公園内にはヤナギの木が多く、ヤナギハムシが多数確認できた。下の画像は羽化直後の色が薄い状態で、時間が経つとこのように朱色になる。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
ヤナギの木では、あちこち樹液が出ていて、ヨツボシケシキスイが集まっていた。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
私の中では、ヨツボシケシキスイはクワガタとセットになっている虫なので、もしかしたらとクワガタを探してみたが、見つけることはできなかった。この公園でクワガタの話題を聞いたことがないし、幼虫が成育する朽木もないもんなぁ。
最後にもう1匹。遊歩道沿いのイボタノキ?に巨大なイモムシがいた。イボタガの幼虫だ。成虫は毎年春先に出会うが、幼虫は6年ぶりだ。相変わらずの不気味な雰囲気に目が釘付けになった。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8