2018年04月30日 阿知須で出会った虫達
一昨日、山口市へ仕事で出かけた帰り道、ベッコウトンボを見に行こうと思って「きらら浜自然観察公園」に立ち寄ろうとしたが、連休の初日であり、一帯が催事開催中で人が多く、駐車場まで行って断念した。
その夜、地元紙に「ベッコウトンボ、過去最多数を確認」と書かれていたので、今日は仕事から帰った午後、再び自然観察公園を訪れた。
少しあるいてポイントに到着すると、いるいる! 小さなビオトープ状の場所に10匹以上が飛び交っている。
Panasonic LUMIX G7 + G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6
そりゃそうだろう、10日前に行われた調査では、274匹が確認されたらしいから。
とにかくここにベッコウトンボを見に来るようになって10年以上になるが、こんなの初めてだ。
Panasonic LUMIX G7 + G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6
今日はあまり人が多くなかったが、それでも数名の人たちと出会った。年配の夫婦から「ベッコウトンボが多いって言ってたけど、どれのことかしら?」と尋ねられた。ニュースや新聞の影響力だね。
その女性にベッコウトンボを教えてあげると、「えぇ? あんな黒いものなの?」と驚かれた。もっと黄褐色の鼈甲っぽいものを想像しておられたようだ。ベッコウトンボも羽化直後は黄褐色で、それが名前の由来でもあるのだが、この時期のオスはもう真っ黒になっている。
むしろ近似種のヨツボシトンボの方が鼈甲っぽいかもしれない。下の画像がヨツボシトンボだ。トンボは飛び去っても同じ枝先等に戻って来ることが多い。その習性を利用して撮ったのが下の4枚の写真だ。
Panasonic LUMIX G7 + G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6
現地はベッコウトンボも多かったが、それ以上に多かったのがアオモンイトトンボ。水辺・遊歩道などそこら中を飛び回っていた。
Panasonic LUMIX GH3 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
ヤナギの葉には、例年通りヤナギハムシが多数。今年は時季的・気候的に成虫の姿はなく、ご覧のように幼虫と蛹ばかりだった。
右の画像の綺麗な虫はヒメジュウジナガカメムシ。色も綺麗だが、そのスウェードのような質感が、甲虫なんかの金属光沢とはまた違った良さがある。
Panasonic LUMIX GH3 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8