2020年06月21日 モンクモバチとダニ
車庫の窓に綺麗なハチがいた。ベッコウバチ等、狩りバチの仲間だということはすぐ分かった。大きさや模様、翅の雰囲気などからモンクモバチだと判断した。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
モンクモバチはコガネグモなどを麻痺させて巣に運んで卵を産み付け、孵化した幼虫のエサとする。
写真はメスで、オスは白黒の色彩で別種のように見える。
夕方裏山のクヌギを見に行った時、ジーンズの脛の部分に茶色くて平べったい1㎝くらいの虫が付着しているのに気がついた。よく見ると脚がある。しかも8本。姿形からダニだということは分かったが、「本当にダニなのか?」というくらい大きい。既に口をジーンズに刺していて、簡単にはとれない。なんとか剥がしてひっくり返ったところを撮ってみると、その姿はエイリアンの幼生のようで不気味だった。なので画像も小さくしているが、クリックすれば大きな画像で楽しむ?ことができる。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
調べてみると「タカサゴキララマダニ」という何だか格好いい?名前のダニのオスだった。
「タカサゴ」は16世紀から19世紀にかけて、日本で用いられた台湾の別名「高砂国」をあらわすらしい。
「キララ」は「雲母」で、光を反射して輝く石。体表に光沢感のあるマダニを「キララマダニ」と言ったのだろうか?
「タカサゴキララマダニ」で、「台湾などの南方に多数生息するキララマダニ」ということなんだろう。ちなみに国内では関東以南に生息しているらしい。吸血前でこの大きさ!こんな大きなダニに吸血されていたらと思うとゾッとする。