2022年05月11日 コフキゾウムシ
昨夜からの雨も弱まり、夕方には陽が射す中での散歩。道端に繁ってきたクズの葉に、交尾をしているコフキゾウムシがいた。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
コフキゾウムシの地色は黒いが、薄緑色の鱗片(鱗粉)で覆われているため、羽化直後は全身淡い青緑色だ。時間の経過とともに鱗片は剥がれていき、今日出会ったものも、特に下側のメスは黒い地色の割合の方が多かった。諸行無常である。
この世界は常に変化している。新たな生命が誕生し、成長し、成熟し、衰えてゆき、そして死んでゆく。それが真理であり、頭では理解できているつもりの私だけど、現実には受け入れ難い無常もあり、ゆえに悲しみや苦しみを抱えてゆかなければならない。
いつも以上に文章が暗いのは、上島竜兵の訃報を聞いたからだろうか。