2009年10月23日 公園で出会った虫達
PENTAX K20D + PENTAX smcDFA Macro 100mm
久々の更新だ。昨年も書いたが、やはりこの時期、私は体調を崩しやすいようだ。今年も長崎県島原方面への出張から帰宅した夜、激しい嘔吐を催して、そのまま寝込んでしまった。
今日は山口市への仕事がてら、立ち寄った公園で、久しぶりにアサギマダラを撮ることができた。
アサギマダラは、台湾や南西諸島と、日本本土を往復するチョウとして知られる。夏に発生した成虫が南下し、そっちで繁殖した子孫が春に北上するそうだ。
公園の池には、マイコアカネの姿が多く見られた。かつて「一度は見てみたい」と思っていたマイコアカネだが、生息地を知ってしまえば何てことない、遊歩道の至る所を飛び回っている。
交尾・産卵しているものも多く、写真のように真っ赤になったオスが、お尻の先でメスの頭をつかみ、この体勢のままメスは水面に卵を産んでいる。産卵中は警戒心が薄いのか、少々近づいても産卵行動に没頭しているようだった。
池の周りには、ノシメトンボの姿も多く見られた。ノシメトンボは、俗に言う「アカトンボ」の仲間であるが、真っ赤に染まることはなく、茶色になる。
以前はその地味さと、数の多さから、関心が低かった。しかし最近は、地味な色が「渋い」と感じるようになってきた。緑を背景にして、石の上で休む姿など、とても美しいではないか。