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2007年6月18日 山寺周辺の虫達
K10D+PENTAX smc D FA Macro 100mm IXY DIGITAL 900 is
思いがけず午後が空いたので、山寺・立石寺に行ってみた。
「閑かさや 岩にしみ入る 蝉の声」
この地を訪れた芭蕉の句が有名だ。山門をくぐった後、奥の院までは1000余段の石段を登らねばならない。「これくらい一気に登ってやるぞ!」と意気込んでいたが、半分も行かないうちに足が重くなってきて、息があがってきた。悔しいなぁ、こんなはずじゃなかったのになぁ・・・運動不足と老いを実感させられた。道中には何種類かの虫がいたが、息がきれてカメラがブレる始末だ。
下山してから車に乗り込み、あてもなく山奥へと進んでいった。道路脇の山沿いに、白い花が多数咲いている所があったので、慌てて車を停めて降りてみると、いるいる、虫がたくさん集まっているじゃないか。まず目を引いたのはダイミョウコメツキ。初めて見るこの虫は、コメツキムシとは思えないくらい色鮮やかだ。その下の葉上には金緑色に輝く甲虫がいる。アオハムシダマシのようだ。さらには赤紫色の光沢を放つカメムシの姿も。これはツマジロカメムシだろう。カミキリムシもいる。エグリトラカミキリを若干細くしたような姿で、おそらくトゲヒゲトラカミキリだと思う。さらに茎の部分には何虫だかさっぱり検討もつかないような甲虫もいた。ネットで調べたところクビナガムシのようだ。あぁ、今日も初めての出会いがたくさんだった。連日の真夏日を忘れさせてくれる喜びに包まれて、天童市内のホテルに戻った。
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