2025年05月22日 熊本・大分で出会った虫達
予報通り昨日の熊本は雨だった。新緑の時季なのに虫撮りがまったくできず残念だ。
今朝も小雨が残っていたものの、昼前には薄日が差してきたので、10年ぶりに九重花公園に行った。
園内には様々な花が咲き乱れている。コチャバネセセリとハナアブが仲良く?蜜を吸っていた。アジサイの茎には巨大なオオシマカラスヨトウの幼虫がいた。
Panasonic LUMIX G99 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
大きなマユミの木には多くの虫が集まっている。
Panasonic LUMIX G99 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
左上)キバラヘリカメムシ 右上)チャタテムシ
左下)ホソアナアキゾウムシ 右下)キシタトゲシリアゲ
右下のキシタトゲシリアゲは18年前に蔵王で出会って以来だ。足下の草にもいたので顔のアップを撮ってみた。
Panasonic LUMIX G99 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
マユミの木には他にもコメツキムシの仲間やジョウカイボン、ハムシなど、とにかく沢山の虫達が集まっていた。
「野草の小道」という所を歩いてみると、ハチやハエの仲間が多かった。
Panasonic LUMIX G99 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
左上)ハチガタハバチ 右上)ムシヒキアブ
左下)チャイロハバチ 右下)セダカコガシラアブ
いずれも散策記初登場だが、種名が判明したのは左下のチャイロハバチだけだ。左上のハチガタハバチの仲間はアシナガバチに擬態したハバチ。右上のムシヒキアブは体中に生えた毛が金色に輝いていた。右下のセダカコガシラアブの仲間はとても変わった姿をしている。
目の前を飛んだ虫が近くに着地した。ジョウカイボンの仲間だが、瑠璃色に輝きとても美しい。
Panasonic LUMIX G99 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
アオジョウカイかな? とすれば、やはり18年前に蔵王で出会って以来ということになるが、調べてみるとキンイロジョウカイの九州北部産の亜種に、翅が藍色や金緑色の光沢があるものがいるそうだ。おそらくこれはキンイロジョウカイだろう。
チョウのようにヒラヒラと飛ぶ黒い虫が葉に降りた。これはよヨツメトビケラの紋無し型だろう。ツツジの花ではカラスアゲハが飛び回りながら蜜を吸っていた。
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花公園では天気も回復し、歩くのに汗ばむくらいになった。残念ながら九重連山は山頂に雲がかかったままだったが、せっかくだからと九重連山を背景に、ハルジオンにいたコアオハナムグリを撮ってみた。
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移動する前に園内のトイレに入ると、どぎついピンク色の蛾がいた。アメリカピンクノメイガという外来種で、4年前にも山口県内の公園で出会っている。もう1匹いた地味な蛾はクロフヒメエダシャクという初見の蛾だ。
Panasonic LUMIX G99 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
その後立ち寄った道の駅小国で、イチモンジチョウに出会った。なんと21年ぶりの掲載だ。
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雨で虫撮りができなかった昨日の鬱憤を晴らすことができた、素晴らしい熊本旅行だった。