2025年05月16日 切り株にいた虫達3
朝からぶっ通しで忙しく、ようやく時間に余裕ができた夕方、時折小雨が降る中、自宅裏のエノキの切り株をほじくり返してみた。
カブトムシの幼虫を1匹2匹と見つけていた時、手伝ってくれた女友達が「何かいる!」というので見てみると、土の中からクワガタの大アゴのようなものが出ている。
Panasonic LUMIX G99 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
掘ってみると、ノコギリクワガタの成虫だった。
Panasonic LUMIX G99 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
ノコギリクワガタの幼虫は朽ち木を食べて成長し、2年(もしくは1年)で蛹になる。それから3週間前後で羽化して成虫になり、土の中で越冬し、翌年の夏に活動するそうだ。ということは、このノコギリクワガタは去年の夏に羽化したものだと思われる。ともかくも5月中旬に生きたノコギリクワガタに会えるとは思わなかった。
カブトムシの幼虫救済を再開してしばらく経った時、再び彼女が「緑色の何かがいる!」という。見れば1㎝くらいの小さな甲虫がいた。
Panasonic LUMIX G99 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
一目でハナムグリの仲間だと分かるその姿から、最初はコアオハナムグリかと思ったが、雰囲気が違うし小さい。体の側面に白い部分があることからホソコハナムグリだと分かった。
Panasonic LUMIX G99 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
散策記初登場のホソコハナムグリは、隣の広島県や愛媛県では準絶滅危惧種に指定されている。
その後知人親子も合流し、9匹のカブトムシ幼虫をお助けした。これまでのものと合わせて65匹! 全て羽化したら大変なことになりそうだ。