2020年09月06日 花壇で出会った虫達
予報では午後から強風域、夜には暴風域に入るようだが、午前中は全くそんな感じはなく、薄曇りの穏やかな天候だった。
庭の花壇ではマリーゴールドが満開だ。花に集まる虫、それを狙う虫など、いくつかの虫を見ることが出来る。
最初に見つけたのはカマキリの幼虫。オオカマキリかチョウセンカマキリかは確認していない。カマキリって、ちょっと頭を傾けた仕草が愛嬌がある。瞳のように見える偽瞳孔がさらに人懐っこさを感じさせる。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
葉っぱに埋もれるように身を潜めていたのはキリギリス。キリギリスもカマキリのように他の昆虫を捕まえて食べるので、それを狙っているのだろうか。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
ところで、キリギリスといえば今でこそ上画像の虫のことを指すが、かつては今でいうコオロギのことを指していたそうだ。
『広辞苑』を開くと「コオロギの古称。古今和歌集雑体〔つづりさせてふきりぎりす鳴く〕」とある。「つづりさせ」とキリギリスが鳴く、ということだが、「つづりさせ」はコオロギの鳴き声のことで、実際にツヅレサセコオロギというのがいる。ちなみに、キリギリスのことは古くは「ハタオリ」と呼んだそうだ。鳴き声が機織りの音に似ているからだという。
捕食者を2種掲載したので被食者も掲載しよう。キリギリスを撮っている時、ツバメシジミが飛んできて、花の上にとまった。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
昨日掲載したクロマダラソテツシジミと少しだけ雰囲気が似ているが、こちらの方が清楚な印象だ。翅裏面の色や模様の違いがそう感じさせるのだろうか。