2020年09月02日 トゲナナフシ
虫撮りをしていて喜びを感じるのは、美しい蝶に出会った時や、大きなクワガタに出会った時、あるいは狙い通りに雰囲気の良い写真が撮れた時など沢山あるが、やはり初見の虫に出会った時の喜びが最も大きいかもしれない。
今朝、いつもの道路高架下にナナフシらしき虫を見つけた。遠目にも昨日載せたタイワントビナナフシや、自宅周辺でよく見るナナフシモドキとは体形が違うのが分かった。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
これはトゲナナフシという虫だ。図鑑やWebでしか見たことがなかったので、いつか見てみたいと思っていた。決して希少種というわけではなく、関東以西に普通に生息しているそうだ。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
背中には名前の由来となる「トゲ」がある。ナナフシは木の枝に擬態していると考えられるので、トゲナナフシはトゲのある木に擬態しているということだろうか。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
こうして見ると、体の表面の色形もそれっぽい。頭や脚がなければ、本当に木の枝のように見える。よくぞここまでデザインされたものだ。虫の世界の奥深さをまた一つ知ることができた。