2017年05月03日 神戸で出会った虫達
仕事の関係で昨日から神戸に・・・って、昨年の同時期と同じ書き出しだ。昨年は姫路に寄ったけど、今回の2日目は新神戸駅の北にある「布引ハーブ園」に行ってきた。
6人乗りの小さなロープウェイは、思ったよりも速度が速く、高所恐怖症の私はビビりまくりで、同乗していた若いカップルに笑われていた。
平常心を取り戻すために? オリジナルソーセージと生ビールを飲んでからハーブ園へ。
Panasonic LUMIX LX100
様々なハーブの花壇の中に、菜の花なんかもあり、モンシロチョウやテングチョウが飛び交っている。
Panasonic LUMIX G7 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
葉っぱの裏で脱皮しているキリギリスの仲間の幼虫や、せっせと蜜や花粉を集めるセイヨウミツバチ。
ボタンの花にはコアオハナムグリが集まっていた。イタドリハムシ接写をしていると、通りかかった老齢の女性が「あら、カワイイわねぇ、私もやってみようかしら」と、私のあと接写を試みておられるようだったが、コンデジでうまく撮れるかな?。
Panasonic LUMIX G7 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
ハーブ園が終わり、布引の滝に続く渓流沿いを歩いていると、ホソマダラシリアゲがいた。8年前にここで出会って以来だ。
Panasonic LUMIX G7 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
橋の側の枝に見えた黄色い物体は、交尾中のハエのお腹だった。複雑な模様の羽をした綺麗なハエだ。背中側を撮りたかったが、位置的に不可能だった。帰宅して調べてみると、ハマダラヒロクチバエという、3年前の同時期に九州で出会ったハエだった。まさかメスのお腹がこんな鮮やかな黄色だとは知らなかった。
Panasonic LUMIX G7 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
布引五本松ダムを降りたところで、薄暗い繁みに色の薄いアシナガバチがいた。これはムモンホソアシナガバチという初見のハチだ。初見の虫との出会いはやはり嬉しい。
Panasonic LUMIX G7 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
そして楽しかったのはここまで、新緑と虫を楽しみながら山を下っていると、にわかに腹が痛くなってきた。山を下りながらお腹も下ってきたのだ。しかも急激な下りようだ。
どこにトイレがあるか分からないまま、とにかく急な下り坂や階段を駆け下りた。最悪の場合は繁みに入って、とも考えたが連休で人だらけ。ようやくトイレを見つけたかと思ったら、タッチの差でオッチャンが入っていった。
こうなったら新神戸駅まで行くしかない。不自然な姿勢の早足で、なんとか駅までたどり着いた。ここまで約1㎞の山道。ホッとしたのも束の間で、駅のトイレは満室だ。もう悪夢のような状況で気が遠くなりかけた時に、奥の個室がガチャッと開いて、若いお兄ちゃんが出てきた。思わず「アリガトウ」とつぶやいてギリギリセーフ。
記憶に残る神戸出張でした。