2011年06月19日 下松市で出会った虫達
今日は義父の17回忌の法事があるので、妻の実家がある下松市に行った。道中の山陽自動車道の交通量が多く感じたのは、休日1000円が今日までだからだろうか?
RICOH CX1
途中、下松SAに寄ってみると、食堂の窓にどこにでも居そうな蛾がいた。が、帰宅して調べてみると キオビゴマダラエダシャク という蛾のようで、散策記初登場となる。
さらにSAの公園を歩いてみると、ムクゲの葉に奇妙な姿をした甲虫がいた。直感的に「ナガハナノミの仲間?」と思ったのは、11年間虫撮りをしてきた成果だろうか。これも調べてみると ヒゴヒゲナガハナノミ という種のようだ。ヒゴヒゲナガハナノミ は九州特産種らしく、本州での報告は近似種や誤同定が多いそうだが、これは触角の形状からも ヒゴヒゲナガハナノミ で間違いなさそうだがどうだろうか?
そして妻の実家に到着し、義父の法事が始まった。 法事が終わってから、小雨の降る裏庭に出てみた。妻の実家は、今でこそ義弟家族が住んでいるが、義父が健在だった頃、結婚したての私達夫婦は半年ほどここに住まわせてもらった。平成5年のことだ。あれから18年・・・そっかぁ、結婚してから18年になるのかぁ・・・などと感慨深く裏庭を眺めていると、梅の木に何匹か蛾がいるのに気がついた。
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これは ウメエダシャク という蛾で、ちょうど蛹から羽化したところのようだ。つかまっている葉っぱに、抜け殻らしきものが見える。
妻の実家は区画整理された大きな団地内にあり、庭も決して広いものではないが、ウメエダシャクの他にも、ラミーカミキリ、セグロアシナガバチなど、けっこう色んな虫達が、わずかな庭木に暮らしていた。義父が愛でた庭木達だ。