2011年06月18日 裏山で出会った虫達4
時折霧雨が降る夕方、愛犬と裏山に散歩に行った。今日はちょっとコースを変えて、いつもの墓地公衆便所方面へは行かなかった。
LUMIX GH2 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
そこら中に咲き乱れるヒメジョオンの花に、黒い甲虫がいるのに気がついた。このくらいの大きさ(1cm弱)の黒い甲虫はありふれているので、あまり期待せずに近づいてみると、見たことあるようであてはまる虫が思い浮かばない。肩の部分(翅の付け根の外側)には赤い紋がある。調べてみると、カタモンミナミボタル というホタルの仲間だ。散策記初登場!
さらに側の葉には、黄色と黒の可憐なヨコバイがいた。クロキスジカンムリヨコバイという、これまた初登場の虫だ。
LUMIX GH2 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
今日の散歩コース沿いには、イヌビワがたくさん生えている。イヌビワといえば イシガケチョウ が気になる。ちょうど10年前の今日 初めて撮影して以来、毎年この時期にイヌビワの側を通ると気になってしまう。「三つ子の魂・・・」ではないが、最初の印象が強かったからだろう。
南方系のチョウだが、現在分布域を北に広げているので、決して珍しいチョウではない。今日も1本のイヌビワに十数匹の幼虫を見ることができた。今日掲載したものは、脱皮直後のようで、側に頭の抜け殻が転がっている。
さらに1ヶ月前に掲載したクヌギを訪れてみた。
LUMIX GH2 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
夏本番が近づいてきたからだろう、1ヶ月前とは比べものにならないくらいの樹液があふれていた。小型の甲虫やチョウ、ハエなどが集まっている。
左はヒカゲチョウ。いつも翅を閉じてとまるので、翅の裏側しか掲載してこなかったが、今日はたまたま開いている所を撮ることができた。まてよ、「いつも」などと書いてみたが、調べてみると前回の掲載は10年前ではないか。あまりに身近に普通にいるチョウなので、掲載しなかったんだろうなぁ。
右は モンキアシナガヤセバエ。およそハエっぽくないスマートな体型だが、こうして大きく写した顔をみると、やはりハエのそれである。