2021年04月07日 自宅周辺で出会った虫達
近畿圏・首都圏では新型コロナ第4波直前といった状況で、再び全国的な自粛ムードが高まるのではないかと心配だ。昨年は仕事が半減して大変だったから・・・暇になった分、虫撮りは例年以上にできたけど。
さてさて、早朝散歩いつもの道路高架下にいた蛾は、オオトビスジエダシャク。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
15年前に高速道路PAで撮って以来だ。あの頃から既に蛾の魅力に取り憑かれていたようだ。
昼食を終えて裏庭に出てみると、満開のアセビの花の上で休むヒオドシチョウがいた。5日前に書いたように、ヒオドシチョウは成虫越冬するので、春に見られるものは翅がボロボロになっていることが多い。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
アセビの花にはビロードツリアブが数匹いた。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
先月も載せたばかりだが、今日のものは白い毛が鮮明で綺麗だ。
ヤツデの葉先にいたカミキリムシはハラアカコブカミキリだ。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
クヌギやコナラなどの枯れ木を食べるこのカミキリムシは、成虫越冬する。うちのヤツデの近くにクヌギの雑木林があり、伐採された倒木もけっこうあるので、この辺りにすっかり定着したようだ。
そしてヒメリンゴの木にいたこの虫。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
これはオビカレハという蛾の幼虫の頭部だ。なんと頭が青い。頭だけでなく胴体も青・橙・白の縞模様だ。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
15年前に、やはりこのヒメリンゴの木で産卵を終えたオビカレハを掲載している。そこに書いているように、初夏に産卵された卵は、そのまま夏・秋・冬を過ごし、春先にようやく孵化して葉っぱを食べる。この青い毛虫はこの春孵化した幼虫ということになる。これから蛹を経て成虫になり、交尾・産卵を夏までに終えるのだろう。虫の生活も色々なパターンがあって興味深い。