2021年04月01日 裏山で出会った虫達
昼食後、裏庭で満開になっているヒメリンゴの花を撮っていると、ナミテントウが飛んできた。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
見ていると、どうもオシベの先の花粉を食べているようだ。アブラムシを捕食する肉食系のナミテントウが花粉? 疑問に思ったので調べてみると、アブラムシが少ない場合、非常食として花粉を食べることもあるそうだ。
裏庭からそのまま裏山を歩いてみると、足元のタンポポの花にウリハムシがいた。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
瓜の葉を食べるのが名前の由来であるウリハムシだが、こちらもタンポポの花粉を食べているようだ。春先のまだ主食が充分でない時季は、こうした行動にでることが多いのだろうか。
雑木林ではクヌギが開花間近で、枝先からたくさんの蕾がぶら下がっている。そのうちの一つにアカサシガメを見つけた。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
子どもの頃はアカサシガメなんて虫の名前は知らなかった。というか、カメムシにはほとんど関心がなかった。カメムシの面白さに気付いたのは虫撮りを始めてからだ。アカサシガメを初めて撮ったのは20年前。あの時は「自宅の裏にこんなカメムシがいたのか」と感動し、その時の印象が残っているのだろう、今でもアカサシガメを見つけると嬉しくなる。
雑木林の方から反対側の繁みに飛んでいった白い虫がいた。脅かさないように静かに近づいてみると、ウスアオエダシャクがいた。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
漢字で表すと「薄青枝尺蛾」、「薄く青いエダシャク」。「薄」は分かるけど、青くはない。何故このような名前なのか謎だ。
ボチボチ仕事に戻らねばと、引き返していると、枯れ草にとまったツバメシジミがいた。昨日のルリシジミもそうだが、シジミチョウはその小ささや顔の表情がとても可愛らしい。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
30分弱の裏山散策だったが、虫撮りが満喫できた充実の気分転換となった。やはり虫の活動が始まる春の野山はイイなぁ。