2021年04月11日 阿知須で出会った虫達
仕事が終わった午後3時前から、買い物ついでに毎年訪れる山口市阿知須の自然公園に行ってきた。目当てはベッコウトンボ。いつも4月下旬〜5月にかけて撮影しているので、春が早い今年はもう発生しているかも、と期待しての散策だ。
園内に入るとヤナギの新緑が眩しい。日当たりの良い場所のヤナギの葉に、黒くて小さな虫が数匹いた。これはヤナギチビタマムシだろう。散策記初登場だ。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
こちらはムシクソハムシ。イモムシ等の糞に擬態していると言われるムシクソハムシ、横から撮ることが多く、その表情はとぼけたような愛嬌のある顔に見えるが(たとえばここの中ほどの写真)、正面から撮ってみるとけっこう怖い顔をしている。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
これはクロヒラタヨコバイ。エッジの効いた独特な体つき、横長の頭部の端に配置された赤茶色の眼、お尻の方にある幾何学的な模様と、とても個性的な虫だ。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
ここまでの3種は、いずれも黒っぽく、大きさはヤナギチビタマムシとムシクソハムシが3㎜、クロヒラタヨコバイが5㎜程度の小さな虫だ。視力が衰えた私には、肉眼でのパッと見では皆同じに見えてしまう。
30分くらい歩いてみたが、なかなかベッコウトンボは見つからない。時期的に少し早かったのか、それとも時間的なものなのか・・・と、諦めかけていた時、湿地から伸びる植物の先にとまっているトンボに気がついた。ベッコウトンボだ!
Panasonic LUMIX G7 + G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6
遠目にはヨツボシトンボかな? と思っていたが、紛れもないベッコウトンボだった。目当ての虫に会えると嬉しいものだ。
ベッコウトンボを撮った後、遊歩道のグミの葉に小さなゾウムシの仲間を見つけた。これまた黒っぽくて体長が3㎜程度の虫だ。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
角度によって藍色の光沢があるこのゾウムシ、おそらくグミチョッキリだろう。散策記初登場だ。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
今日は初登場の虫が2種撮れたし、ベッコウトンボにも会えたし、とても充実した45分間の散策だった。