2010年05月09日 徳島で出会った虫たち
PENTAX K20D + PENTAX smcDFA Macro 100mm
今日は四国に来て、ようやく時間がとれたので、祖谷渓方面へ行ってみることにした。高速道路を降りて少し走ると「黒沢湿原」という標識を見つけた。
3年前の青森・田代平湿原が素晴らしかったので、黒沢湿原(クロゾウシツゲン)に行ってみることにしたが行くまでが大変、曲がりくねった細い山道を何キロ走ったことだろう。それだけ走っても途中すれ違った車が2台だけだったのでよかったが。到着したのは、周囲を山に囲まれた盆地で、標高はかなり高そうだ。
所々にある池には、シオヤトンボやヨツボシトンボの姿が多く見られた。1ヶ月後であれば、もう少しいろんなトンボに出会えたのかもしれないが、1匹だけ大型のヤンマが飛んでいた。ボケボケの写真でわかりにくいが、おそらくクロスジギンヤンマだと思う。
しばらく遊歩道を歩いてみると、カエデがたくさん植えてある広場があった。花には小さな虫が多数集まっている。そのカエデの中に、葉っぱがクルクルと葉巻状に巻かれたものがあった。これは・・・
カエデの葉にいたのは赤紫色の美しい光沢を放つ甲虫だった。イタヤハマキチョッキリのメスだ(と思う)。図鑑でしか見たことがなく、いつか撮りたいと思っていた虫のひとつだ。
遊歩道から林に入ってみると、アカハネムシやハムシ等が多数見られた。と、何かが前方に飛んできて、倒木の上に舞い降りた。近づいてみると、綺麗な橙色の胸をした甲虫がいる。図鑑で見たことのある色形だが、何虫だか思い出せない。あ〜何だろう?ネットで検索してみるが、分からない。(ムネアカナガクチキムシでした)
黒沢湿原から祖谷渓へと、道路標識に従って進むと、再びナビにも表示されないグネグネ道を数キロ走ることになった。祖谷渓の道も細い。ようやくたどり着いた、祖谷渓シンボルの小便小僧で、お約束の撮影だ。
時間もないので周辺を歩いてみると、真っ赤なオトシブミが群れている植物があった。交尾中のものも多い。これはルイスアシナガオトシブミで散策記初登場だ。
その他、多くの虫たちに出会えたが全ては載せきれない。代表してアカマキバサシガメ、アカガネサルハムシ、アカスジキンカメムシの3種を掲載する。3種とも名前に「赤」が付いて面白いから。