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2007年7月16日 アブラゼミ
  K10D+PENTAX smc D FA Macro 100mm

 台風4号が通り過ぎたと思ったら、今度は新潟で大きな地震があった。前回の中越地震から3年も経っていないというのに、被災地の方々の事を思うと胸が痛む。
 入浴前の一服をしながら、庭を歩いてみると、羽化しているアブラゼミがいた。毎年のことで見慣れているとはいえ、泥のついた茶色の殻から、真っ白な成虫が現れるのは、何度見ても感動的だ。
 セミの誕生は、夏に母ゼミが産んだ卵が孵化した時、ということになろうが、幼虫からこうして羽化してくる時も、私達は「生まれる」と表現することがある。卵から幼虫、そして幼虫から成虫という、全く違う姿に成るからであろうか。
 この度の地震では、現在までに9人の方が亡くなられている。「いつかは死ぬ・・・だけどそれは今すぐじゃないだろう」くらいに思っている私だが、いつどうなるやら分からないのが現実だ。ヒトという生を終えるその時、全く次元の異なる いのち に生まれるのだろうか? それとも「死んだら終い」と真っ暗闇の世界に堕ちてゆくのだろうか? 
 すぐ側の木で、アブラゼミのオスが「ジリジリジリ・・・」と大きな声で鳴いていた。

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