2025年09月02日 クワガタ大作戦6
仕事が午前中で終わったので、午後から今年6回目となるクワガタ大作戦を決行した。執念の男A氏は仕事のため不参加なので、悩める自由人T氏と二人でのクワガタ探し。今回は県中南部を中心に回ってみた。
まずは今年6月に67mmの大物がいた木に行ってみた。9月に入ったというのに樹液がダラダラで期待大。
Panasonic LUMIX G99 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
しかし、これだけ樹液が出ていても、クワガタはいない。いたのはケシキスイくらだった。その隣にある木のメクレには55mmの中型ヒラタがいた。頭部の穴や大アゴの傷など、夏場に他のクワガタと過酷な争いをしてきたのだろう。
Panasonic LUMIX G99 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
結局このポイントでは大物が見つからず、トボトボと山道を歩いていると、マユタテアカネが近くの葉にとまった。腹部が綺麗に赤く染まっていた。
Panasonic LUMIX G99 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
次のポイントでは樹液がほとんど出てなくて、カラカラに乾いていた。さらに次のポイントでも小物やコクワガタしか見つからないので、南部に移動することにした。駐車場に向かう途中にヒメウコンエダシャクが飛び出して、そばの繁みにとまった。
Panasonic LUMIX G99 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
海の近くのポイントに到着し、草が生い茂った道を歩いて進む。途中にある小さなクヌギにはシロテンハナムグリが群れていた。
Panasonic LUMIX G99 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
藪漕ぎをしてたどり着いた目的の木は、期待通り樹液がダラダラだったが、いたのは54mmのヒラタクワガタとスズメバチ。そして近くの木には立派なカブトムシもいた。胸部に空いている穴は、クワガタと戦った時についたものだろうか。
Panasonic LUMIX G99 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
結局54mm以外はカブトムシとコクワガタくらいで少々期待外れ。さらに南のポイントへと移動することにし、再び藪漕ぎをしていると、T氏がゴマダラカミキリを見つけた。触角が長くて格好いい。
Panasonic LUMIX G99 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
南部のポイントに到着したのは17時頃。期待しながら頭上のメクレを照らしてみると、クワガタの黒光りが見えた。クワガタ探しでワクワクする瞬間だ。「まぁまぁのサイズかな」「でも60mmはなさそう」などと言いながら、一応出てきてもらうことにした。
Panasonic LUMIX G99 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
測ってみると61mm。おぉ、ここまで回ってようやく60mm超えに会うことができた。
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さらに近くにある細いクヌギも一応見ておくか、という感じで見てみると、ヒラタクワガタが3匹。そのうちT氏が見つけたものは62mmあった。
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見つかるヒラタクワガタが少しずつサイズアップするので、私たちの心も上向いてきた。「もう1カ所行こうか」と訪れたポイント。時刻は18時になっている。T氏が木に登り、高い位置の洞から64mmのヒラタクワガタを見つけた。
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なんだかんだで60mm超えが3匹。50mm台が3、4匹? コクワガタやカブトムシなど合わせても全部で10匹少々と、数は少なかったが大物3匹で大満足。たっぷりと汗をかいたので、早くビールを飲みたい。
18時半過ぎに帰宅して、シャワーが先かビールが先かと悩んでいる時に、ズボンに何か付着しているのに気がついた。顔を近づけてみるとイモムシだった。
Panasonic LUMIX G99 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
これはホソバシャチホコという蛾の幼虫で、成虫はこのページの下段中央に掲載している。
それにしても何と複雑な模様であろうか。どこか人工的というか幾何学的というか、古代遺跡に描かれている模様を彷彿とさせる、とても魅力的な模様だ。前方にだけある黄緑色や、その中央を走る濃紅色の線もいい。
Panasonic LUMIX G99 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
60mm超えのヒラタクワガタ以上に感動した。うん、今日はイイ午後だった。