2023年06月19日 雑木林で出会った虫達
研修会で今日も県中部へ行ってきた。1時間半くらい空き時間ができたので、気になっていた雑木林を見に行った。最近はGoogle Mapの航空写真で「ここは雑木林っぽいな」と見当がつくようになった。「好きこそものの」である。
到着した場所にはクヌギの木が数十本ある。しかしウロやメクレが見つからなければ意味がない。なかなか状態の良い木が見つからず、さてどうしたものかと脇道に入り、日陰に車を停めて一服し、戻るためにUターンできる場所まで林道を進み始めた時、左側の繁みの奥に歪な形をした黒いクヌギっぽい木がチラッと見えた。すぐに車を停めて繁みに入ってみたら大当たり! 樹液が流れている見事なメクレとウロのあるクヌギだった。
iPhone 14 Pro
ここにはコクワガタとヒラタクワガタがいた。
Panasonic LUMIX G99 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
ヒラタクワガタのいたウロの中にはミヤマオビオオキノコがいて、撮影のフラッシュで驚いたのか、ウロから出てきた。
Panasonic LUMIX G99 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
キノコムシの仲間は似たものが多く、これもヒメオビオオキノコかもしれないが、パッと見が大きめで、体表に毛が少なく、光沢感が強いことからミヤマオビオオキノコと判断した。15年前以来2度目の掲載となる。
林縁の葉上には交尾中のシマサシガメがいた。シマサシガメの交尾を見るのは初めてだ。
Panasonic LUMIX G99 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
この後、ウロ・メクレのある木をさらに2本見つけ、コクワ3匹、ヒラタ3匹を見つけることができた。あっという間の1時間半、ワイシャツ・スラックス・革靴だったので、「今日は繁みには入るまい」と思っていたけど、そこに良さげな木があれば入ってしまうのが虫好きの性。研修会に戻る前に汚れや蜘蛛の巣を取り除くのに時間がかかってしまった。でも、楽しい時間を過ごすことができたので満足だ。