2021年11月
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★は初登場の虫

 

11月30日

京都で出会った虫達

 チャバネアオカメムシ

 ササキリの仲間

 

11月28日

裏山で出会った虫達2

 オオハナアブ

 ニトベエダシャク

 ハスモンヨトウ

 ヨツモンカメノコハムシ

 

11月23日

ゴミムシ

 

11月22日

マメチャイロキヨトウ

 

11月18日

カトリヤンマ

 

11月15日

蛾2種

 ニッコウナミシャク★

 ミノウスバ

 

11月14日

近所で出会った虫達

 ヨツモンカメノコハムシ

 ハラビロカマキリ

 

11月07日

島原半島で出会った虫達

 カネタタキ

 ヨコヅナサシガメ

 コクワガタ

 ルリウラナミシジミ★

 

11月04日

ヒメノコメエダシャク

 

11月03日

スズメバチ

 

11月01日

裏山で出会った虫達

 ホシヒメホウジャク

 ルビーロウカイガラムシ★

 ヒラタクワガタ

 

過去の散策記
2007年4月以後
2006年12月以前

 

 

 

 

 

2021年11月07日 島原半島で出会った虫達

 

 予定通り長崎県島原市へ出張してきた。自宅から300㎞弱、車で4時間強だ。不測の事態に備えて早めに出発したので、時間調整のために島原半島を訪れる時によく立ち寄るクヌギ林に行った。

 ここのクヌギ林は凄い。何が凄いかって、20本以上あるクヌギのほぼ全てに洞や(樹皮の)メクレがあることだ。洞やメクレがあれば樹液が出るし、クワガタが潜むのに適している。ヒラタクワガタを探すならそういう木を見つけておくことが近道だ。地元山口県ではクヌギが20本以上ある雑木林でも、こういう木は2〜3本あればイイ方だ。それがここでは9割以上の木がそうなんだから驚くばかりだ。

 特に下の画像のクヌギ、この洞は昨年10月に60㎜のヒラタクワガタがいた木で、今回も樹液の匂いがしていた。クワガタにはまっている私のような人間は、こんな木を見ただけで口元が緩んでしまう。

iPhone12

 

 近づいて最初に見つけたのはカネタタキというコオロギの仲間。

Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro  

 「チッチッチッチッ」鳴く音が、雅楽器の鉦(かね、しょう)の音に似ていることからカネタタキという名の由来だそうだ。

 

 洞を覗いてみると、ヨコヅナサシガメ幼虫の集団がいた。

Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro  

 

 さらに洞の奥を覗いてみると、何やら黒光っているものが・・・おぉ!コクワガタのオスではないか。まだまだ活動しているんだな。

Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro  

 これまでの野外活動しているコクワガタは、5年前の11月3日。その時はメスで、オスの野外活動となると3年前の10月12日に撮影したのが最も遅い時期だったので、今回(11月5日)は記録更新だ。

 

 仕事までもう少し時間があるので、今年の8月も同じような流れで立ち寄った山間部の駐車場周りを歩いてみた。

 センダングサの花にシジミチョウが多数集まっている。

Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro  

 10匹以上が集まって花の蜜を吸ったり日向ぼっこしている。数が多いし普通種だろうな、ウラナミシジミだったかな? などとあまり関心を持たずに「一応撮っておくか」くらいの気持ちで撮影した。

 でも飛んでいる姿に何か引っかかるものがあった。翅の表面の青い斑がとても鮮やかなのだ。パッと見では「ムラサキシジミか?」と思ったくらい青斑が目立っていた。

Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro  

 何枚か撮った中で、唯一雰囲気が伝わりそうなのが上の写真。じっくりと腰を据えて撮りたかったが、仕事の時間が迫ってきたので諦めてその場を去った。

 帰宅した今日(7日)調べてみたところ、ルリウラナミシジミという初見のチョウだった。南方系のチョウで、国内では沖縄には定着しているそうだ。九州をはじめ各地で迷蝶として観察されているらしい。ちなみ「迷蝶」とは、本来その地域に生息していない種が、台風などの風で運ばれてきて、一時的にそこで見られる蝶のこと。