2020年04月29日 野山で出会った虫達5
今日は山間部のお寺の境内を歩いた。シャクナゲの時期なので、人が多かったら帰ろうかと思っていたが、駐車場には車が1台だけ。安心して散策することができた。
シャクナゲの花にクロボシツツハムシがいた。カメラを近づけると警戒したのか落ち着かない様子で、翅を開いて飛んでいった。ちょうど良いタイミングでシャッターを押せた。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
足元で飛んでいたのはニワハンミョウ。いわゆるハンミョウのような極彩色の華やかさはないが、触角や脚をよく見ると赤紫光沢があって、さりげないお洒落さんって感じだ。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
さりげないお洒落といえば、スギの枯葉にいたヒメスギカミキリもそうだ。全身が黒いのに、肩(翅の付け根付近)だけワンポイントで赤い。これはオスで、メスは翅全体が赤い。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
黒地にタンカラーの模様が、どこか高級感を漂わせる?のは、ヒメジョウカイだ。模様の太さには個体差がある。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
枯れ枝にとまっていたのはホソミオツネントンボ。トンボの仲間では珍しく成虫で越冬する。越冬して春を迎えたホソミオツネントンボは、褐色から鮮やかな青色へと変化する。ちなみに褐色個体はこんな感じだ。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
山寺をあとに少し車を走らせて、久しぶりに山間部の「お花畑」に寄ってみた。おばちゃんが一人で管理しているお花畑だ。
おばちゃんと少し話したが、手入れをするのも体力的にキツくなってきたそうだ。確かにあちこち草が伸び放題だった。伸びたカラスノエンドウの茎で、アブラムシを食べるナナホシテントウがいた。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
側には綺麗な川が流れていて、羽化したカゲロウの姿をチラホラと見かける。図上の葉にモンカゲロウがとまっていた。隣の葉っぱには、おそらくこのモンカゲロウが羽化した時の脱皮殻がついていた。川から石垣を上って畑に、そしてさらに2m以上木を登って羽化。大変なことだ。
Panasonic LUMIX GX7 Ⅲ + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8