2013年07月24日 大分で出会った虫達
昨日・今日と寝込んでいた。39度を超える熱と激しい腹痛で、起き上がるのも辛かった。病院で診てもらったところ「便検査の結果を待たないとはっきりしたことは分からないが、たぶん食中毒でしょう。何か思い当たることはありませんか?」と言われた。・・・あります。
先週の土・日に、毎年恒例となっている九州の友人家族との4家族合同キャンプ。今年は大分県の熊本県境にあるキャンプ場で行った。集合時間は午後3時半。ならばと、時々訪れる中津市の溜め池経由で、耶馬溪の緑を楽しんで、日田で地鶏の鶏刺しを食べてから合流するプランをたてた。
この鶏刺しが怪しい。調べてみると、鶏の内臓にはカンピロバクターという菌が多いらしい。大量に摂取したり、体が弱っていると2〜5日の潜伏期間を経て発症するそうだ。潜伏期間といい、症状といい、ほぼこれに間違いなかろう。妻や娘達も苦しんでいる。おそらく2度と鶏刺しを食べることはないだろう。
ということで、九州で出会った虫達を今日掲載する。中津の溜め池は相変わらず「トンボの楽園」といった雰囲気だった。まず目に付いたのは池の周囲の田んぼにいたキイトトンボ。交尾しているものが多かった。雄は鮮やかな黄色、雌は黄緑色。色違いの2匹がハートの形で交尾している姿はとても美しい。
写真右上はチョウトンボ。チョウトンボも数が多かった。左下はアオビタイトンボ。非公式ながら山口県で写真撮影したのは、どうやら私が第1号らしいトンボだ。そして右下はマユタテアカネ。逆光だったので、トレードマークの顔の紋が分かりづらい。
Panasonic LUMIX GH3 + G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6
他にもマイコアカネやリスアカネ。ギンヤンマやモノサシトンボ等々、多数のトンボが確認できた。そして、今回わざわざ遠回りをしてまでこの溜め池を訪れたのは、あるトンボを見るためだ。池の土手の草むらにそのトンボはいた。コバネアオイトトンボだ。生息地が局地的で、絶滅危惧種に指定されている。もちろん私は初見だ。
LUMIX GH2 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
先月のモートンイトトンボもそうだったが、目当ての虫に出会えるととてもうれしい。惜しむらくは、今回出会った個体は若い雄だったということ。成熟すると、複眼が宝石のような美しい青色になるそうだ。
下の2枚は、宿泊したペンションの灯に集まった虫。もちろん飛んできた虫は数十匹にのぼるが、ほとんどが普通種、というか日常よく見かける蛾や甲虫だった。
左のトガリシロオビサビカミキリは過去1度しか見たことないし、右のウスアカムラサキマダラメイガは初見だ。
OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough