2013年07月12日 周南市で出遇った虫達
県内東南部の周南市での仕事が終わった夜10時前、宿泊先のホテルに行く前に、山間部のダムに向かった。ここ周南市は、県内ではほとんど見られなくなったタガメが生息している。以前このダムを通った時に、外灯に蛾やカブトムシが飛来していたのを見たので、時期的にタガメが飛来しているかも、と期待して来てみた。
到着したのは10時20分頃、遠目にも外灯の周囲を虫が飛んでいるのが確認できる。が、タガメのような大型の虫は見えない。外灯下まで行ってみると、蛾ばかりだ。
蛾の中に少し変わった虫がいた。ウスバカゲロウの仲間だろうことは、パッと見ただけで分かったが、これまで見てきたものと翅の模様が違う。調べてみたところ、これはカスリウスバカゲロウという種のようだ。
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あとは初見の蛾3種を掲載する。左がモミジツマキリエダシャク、右がモンシロムラサキクチバ、そして下がオオクワゴモドキだ。
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結局タガメはおろか、カブトムシやクワガタさえもいなかった。ホテルのチェックイン時間もあるので、20分くらいで切り上げることにした。何より時折通る車が、速度を落としてこちらを怪訝そうに見ている。そりゃそうだろう、夜の11時前に背広を着たオヂサンが、山間部のダムをうろついているんだから。