2013年07月28日 樹液に集まる甲虫達
発熱・腹痛の検査結果は、予想通り「カンピロバクター症」だった。いわゆる「食中毒」というのは初めてだったので、いかに辛いかがよく分かったし、生肉を食すのは自己責任だということを再認識させられた。
食中毒はほぼ回復したので、愛犬ハルの散歩で裏山の樹液が噴き出しているクヌギを覗いてみると、相変わらず多数のカナブンが集まっていた。
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よく見ると、あちこちに小さな虫がいるのだが、いずれも小さすぎて撮影意欲がわかない。そんな中、黒い甲虫でお尻の方に橙色の波形の紋がある虫が目に付いた。こではハギキノコゴミムシという甲虫のようだ。
さらに幹の裏側を歩いているノコギリクワガタのメスの姿もあった。
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吹き出している樹液は、発酵していて強烈な匂いを放っている。虫達は美味しそうになめているが、私たち人間が大量に摂取したら当然腹を下すだろうし、様々な病原菌によって食中毒をおこすかもしれない。
私たちは「虫より人の方が強い」と認識しがちであるが、それは一側面に過ぎないのであって、見方を変えれば「虫の方が凄い」ことはたくさんある。ホント、今回は人体のヤワさと、自己管理能力という精神力の弱さを思い知らされた。