2021年10月18日 公園で出会った虫達
昨日は朝から晩までフル稼働で働いたので、今日は病院に行ったついでの気分転換に、よく訪れる溜め池公園を歩いてきた。
歩き始めてすぐに、飛び立ったウラギンシジミが道端の葉にとまった。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
翅の中ほどが橙色なので、これはオスだ。ウラギンシジミは翅の表と裏の色模様が全く異なり、別種のようにさえ見える。昨年は両面が確認できる写真を載せているのでご参考までに。
遊歩道を進むと、細い竹にとまったオオアオイトトンボがいた。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
位置的に逆行になってしまったが、怪我の功名というべきか、とてもイイ雰囲気の写真を撮ることができた。
錆びたガードレールにとまっていたのはコノシメトンボのメス。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
近くの桜の枝先にはコノシメトンボのオスもいた。コノシメトンボのオスはこのように全身が真っ赤に染まる。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
雑木林地帯に行くと、まだ樹液が出ているコナラの木にオオスズメバチが集まっていた。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
このコナラは毎年樹液の量が凄いのだが、今年の夏、樹皮が大きく剥がされていた。おそらく誰かがクワガタをとるために剥がしたのだろう。クワガタ採集は確かに面白い。私は撮影だけで十分だが、採集願望は理解できる。だからといって、目先の1匹をとるために、その住処を破壊する行為はダメだ。自己中にも程がある。
などと憤りながらカシノキを見ると、サシガメの仲間がハサミムシの仲間を捕食していた。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
サシガメはクロトビイロサシガメ、ハサミムシはヒゲジロハサミムシだろう。
別角度から撮ってみると、サシガメは前脚で胴体を、中脚で頭部を押さえつけ、後脚で幹につかまっている。なんと器用な体勢だろう。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
40分程度の散策だったが、天気も良く、いろんな虫達に会うことができた有意義な時間だった。