2021年10月13日 クワガタ大作戦11
予定通り今年11回目となるクワガタ大作戦を決行した。天気は曇り時々晴れ。気温も昨日より高く、気候条件はいい。今回も新たな雑木林を見つけながら、既知のポイントを回る一日であった。
10月中旬とはいえ、樹液が出ている木はまだまだある。下の画像の木などは上の方から垂れる樹液が根元まで到達していた。
右にオオスズメバチ、左にアカタテハが2匹、さらにその左にコクワガタも確認できる。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
今回見つけた雑木林は100本以上のクヌギがあり、そのうちの何本かに洞やメクレがあり樹液がにじみ出ていた。根元付近のメクレで45㎜のヒラタクワガタを見つけ、さらに本日最大となる61㎜のヒラタクワガタを見つけた。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
61㎜はヒラタクワガタとしては大型の部類だが、毎年60㎜超えを複数見つけているので、以前ほどは興奮しない。とはいえ嬉しいけど。
それより驚いたのは、ヒラタがいた木にノコギリクワガタが2匹いたことだ。10月中旬ですよ! 我が家の裏山でも昨日確認しているが、うちだけじゃなかったのね。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
夕方、先月見つけた雑木林に行ってみた。70㎜超えの超大物を見つけるのが目的だ。
結果、60㎜弱程度のオスを見つけたが、洞の奥に逃げられてしまって計測することはできなかった。この雑木林ではヒラタクワガタのメスが2匹いた。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
この雑木林のクヌギは10数本だが、樹液が出ている木が3本あり、なかでもヒラタクワガタのメスがいた木の樹液が凄かった。
そのペースト状の樹液の中から顔を出してきた虫を発見。これはボクトウガの幼虫だ。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
ボクトウガの幼虫は幹をかじって樹液を出させ、そこに集まってくる小さな虫を捕まえて食べるらしい。
樹液に集まる虫を捕食するのはボクトウガの幼虫だけではない。同じ樹液場で虫を食べているサビハネカクシを見つけた。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
昨年初めて見たサビハネカクシ。褐色の複眼が綺麗だ。カメラのストロボの光を嫌ったのか、虫をくわえたまま動き出した。
Panasonic LUMIX G99 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
結局今日はヒラタクワガタ、コクワガタ、ノコギリクワガタの3種で、合計30匹近くを見つけた。新たな雑木林、有力なポイントも5ヶ所見つけることができた、とても充実したクワガタ大作戦だった。そして何度も書くがとても10月中旬とは思えない今年の樹液場に感動した。